Software Design 2022年1月号
2021年12月18日紙版発売
2021年12月18日電子版発売
B5判/184ページ
定価1,342円(本体1,220円+税10%)
ただいま弊社在庫はございません。
今号の特集概要
第1特集
TerraformではじめるAWS構成管理
インフラを自動で構築&コードで管理
Amazon Web Services(AWS)をはじめ,クラウドサービスはITインフラの構築を劇的に便利にしました。ただ,インフラの管理が不要になったかというとそうではなく,サーバ,DB,ネットワークなどさまざまなリソースの面倒をみなければいけないことに変わりはありません。システムが複雑になればリソースも増え,端末や専用の管理画面だけでは管理が追いつかないこともあるでしょう。
そんな中登場した「Terraform」は,宣言的なコードでインフラを構築・管理できるオープンソースのInfrastructure as Code(IaC)ツールで,とくにクラウドサービスのリソースを扱うことを得意としています。特集ではAWSを例に,Terraformによるインフラ管理の流れ,AWS環境構築の手順,チームでTerraformを使っていくための機能,効率的な運用のためのTipsを紹介します。Terraformでどれだけインフラ管理が楽になるか,ぜひ体験してください。
第2特集
Pythonで自動化スクリプト
シェルスクリプトもいいけどPythonもね
従来,処理の自動化にはシェルスクリプトがよく用いられてきましたが,ときにその可読性やメンテナンス性の悪さが指摘されます。それと比較して,最近流行りのPythonは「インデントによりブロックが表現され,コードが読みやすい」「基本的な処理についてはライブラリが用意されており,実装に個人差が出にくい」「多様なデータ構造がありデータを扱いやすいうえ,クラスなどにより適切にアクセス制御ができる」といった特徴があります。そのため,Pythonで自動化スクリプトを書くという事例が増えています。
本特集では,Pythonで自動化スクリプトを書くときの定番のコードを紹介します。複数人でメンテナンスしたり,複雑なデータを扱ったりするスクリプトを書くなら,知っておいて損はありません。
短期連載
Cypressで作る“消耗しない”E2Eテスト環境
[1]Cypressで快適なテストライフを
本連載ではE2Eテストのフレームワークである「Cypress」についてお話しします。Cypressの基本的な使い方やその特徴,さらにはアドバンスドな使い方まで,3人の筆者が紹介していきます。開発者フレンドリーなCypressを使って,消耗しないテスト環境を作りましょう。
短期連載
リアルタイム通信アプリを支える技術
[2]近年のリアルタイム通信への要求
マルチプレイヤーゲーム,バーチャルライブなど,いまや複数のユーザーが同時に利用するサービスやイベントは珍しくありません。そんなリアルタイム通信アプリを実現するためのフレームワークエンジンを開発するDiarkisのエンジニアが,リアルタイム通信の技術やアーキテクチャの今をダイジェストで解説します。