Software Design 2024年6月号
2024年5月17日紙版発売
2024年5月17日電子版発売
B5判/176ページ
定価1,562円(本体1,420円+税10%)
今号の特集概要
第1特集
SQLチューニングする前に知っておきたい
実行計画&インデックスのしくみ
ITエンジニアにとって,RDBMSとSQLはもはや必須技術になっているはず。しかし,データベースのパフォーマンスを改善するSQLチューニングは,うまく実践できていない方も多いのではないでしょうか。
そこで本特集では,SQLのチューニングをする前に知っておくべきSQL実行のしくみや内部構造をおさらいし,インデックスや実行計画を正しく活用する方法を紹介します。インデックスのしくみや,実行計画の見方について,自信を持って説明できるようになりましょう。
第2特集
[実証]Bun
次世代JavaScriptランタイムの実体に迫る
2023年9月にv1.0のメジャーリリースが出た「Bun」。オールインワンな機能,速さ,Node.jsとの互換性を売りとしてv0.xのころから注目を集め,圧倒的なシェアを誇るNode.jsに取って代わるのではないかとも言われてきました。しかし,実際のところその機能や性能などはどうなのでしょうか?
そこで本特集では,Bunの機能や性能を解き明かしていきます。Bunが登場したJavaScriptランタイム界の背景,Bunの機能や使い方,そしてNode.jsとの性能比較検証を通して,実体に迫りましょう。
特別企画
DI―依存性の注入―はなぜやるの?
「コンポーネント間の結合度を下げる」とは
DI(Dependency Injection,依存性の注入)は,JavaやC#などで幅広く利用されるプログラミング手法です。しかし,当たり前に使われすぎていてあらためて解説されることは少なく,「依存性の注入」という抽象的な表現も相まって,じつはよくわかっていないということもありそうです。本誌でも時々目にする用語ですから,この機にDIの具体的な利点や実現方法を解説します。
目次
第1特集
SQLチューニングする前に知っておきたい
実行計画&インデックスのしくみ
- 第1章:RDBMSとSQLの基礎概念
リレーショナルモデル理論から理解するSQLの性質 - 第2章:SQL実行のしくみと実行計画
効率的にクエリを実行できているか見極める - 第3章:インデックスの機能とアルゴリズム
検索処理を高速化させるしくみを理解する
第2特集
[実証]Bun
次世代JavaScriptランタイムの実体に迫る
- 第1章:Bunの全体像をつかむ
誕生の背景,特徴,機能を押さえよう
- 第2章:Bunを使ってみよう
追加設定不要! 標準機能で始める快適開発
- 第3章:BunとNode.jsの徹底比較
どちらがどれくらい速いのか,性能の違いを見よう
特別企画
- DI―依存性の注入―はなぜやるの?
「コンポーネント間の結合度を下げる」とは
連載
- ITエンジニア必須の最新用語解説
【186】WinterJS - 万能IT技術研究所
【25】人類の歩みを眺めるために,過去の世界に行ってみる――昭和初期から最終氷期まで,時代の水辺にダイブする - ドメイン解体新書
【5】DNSへの攻撃とセキュリティ - ハピネスチームビルディング
【27】会議で主体的に発言してもらえるようにする - エンジニアのためのやる気UPエクササイズ
【22】継続率と生産性を高めるエンジニア向けグループエクササイズ - 【新連載】成功するPSIRTの極意
【1】PSIRTってどんなもの?/PSIRTの始め方 - 実践データベースリファクタリング
【7】意図を忘れ去られたテーブル - Google Cloud流クラウドネイティブなシステムデザインパターン
【5】CI/CDシステム - あなたの知らないChromeの世界
【5】Progressive Web Appのしくみ - レガシーシステム攻略のプロセス
【2】ZOZOTOWNリプレイスにおけるIaCやCI/CD関連の取り組み - Databricksで勝つデータ活用
【3】機械学習の実運用をサポートする機能 - ぼくらの「開発者体験」改善クエスト
【6】アーキテクチャ特性からみるWeb開発基盤の改善 - Cloudflare Workersへの招待
【7】RustとCloudflare Workers - 実践LLMアプリケーション開発
【9】LangGraphで開発するリサーチエージェント - AWS活用ジャーニー
【21】Amazon CodeWhisperer - 魅惑の自作シェルの世界
【19】whileコマンドの実装 - あなたのスキルは社会に役立つ~エンジニアだからできる社会貢献~
【150】能登半島地震におけるIT DARTの支援活動~IT技術者ができる災害支援~