JAVA PRESS Vol.12
今号の特集概要
特集1
これで納得!サーブレット
JSPによるWebシステム構築技法
昨年12月,ニューヨークで開催されたJava Business ConferenceでSun Microsystemsは,Java 2 Enterprise Edition(J2EE)を正式公開しました。EJB,Servlet,JSP,JDBC,IDLなどのAPIから構成されるJ2EEは,企業によって対応表明のしかたにこそ違いがあるものの,Webアプリケーション構築のためのプラットフォームとして,すでに業界標準の地位を占めつつあるのは間違いのないところでしょう。そしてJ2EEの中でも現在,最もポピュラーなAPIとして利用されているのがサーブレット/JSPと言えます。 そこで特集では,サーバサイドJavaの基盤技術の一つとしてサーブレット/JSPを取り上げ,適切な活用法を探るとともに,JavaMailなどと組み合わせた利用法,さらにWebサーバやDBMSの導入方法も交えて,両APIを利用したWebシステムの構築について解説します。 。
特別企画
実践!オブジェクト指向モデリング
Javaは本格的なオブジェクト指向言語であり,その能力を十分に引き出すためには,オブジェクト指向的素養が不可欠です。個々の文法やAPIの使い方をマスターするのももちろん重要ですが,それだけではJavaを使いこなすことはできません。特に,大規模なデータベースやWebアプリケーションなどの業務用システムを開発する際には,開発メンバーのオブジェクト指向設計能力が重要な要素となります。 特別企画では,Java開発者が最小限これだけは理解しておくべきという,オブジェクト指向設計の基礎知識について解説します。第1章と第2章ではユニファイドプロセスとUMLの基本を確認し,第3章ではレンタルショップのデータベースシステムを例に挙げ,より実践的な形でオブジェクト指向開発のポイントを解説します。