JAVA PRESS Vol.15
今号の特集概要
特集1
Javaを巡る活発な動き
点検!Java最新状況
サーブレット,JSPをはじめとするJ2EE(Java 2,Enterprise Edition)がWebアプリケーション開発のコア技術として,日本国内でも定着してきましたが,J2SE 1.4,AppleのOS Xに搭載されるJava 2,Inpriseから発表されたJBulder4など,クライアントサイドJavaを巡っても,活発な動きが続いています。 また,日本のJavaプログラマにとって必読のテーマが,日本語処理です。Javaは文字コードとしてUnicodeを採用していますが,実際の開発にあたってはJ2SDKのバージョンやプラットフォームOSによって,文字化けをはじめさまざまなトラブルにでくわします。さらにJavaを用いたネットワーク技術Jiniの現状や,ストレジ技術Jiroの話題,そしてMSが次期VisualStudioから採用するプログラミングC#についても,Java開発者にとっては気になるところです。 今回の特集は,J2SE(Java 2,Standard Edition),日本語処理,JiniやJiroといったJava関連技術,そしてMicrosoftの話題の新言語C#など,Javaの根幹となるテーマや今後の動向を探る上で欠かせないトピックに焦点をあて,Javaを巡る活発な動きについてじっくり解説していきます。
特集2
モバイル機器におけるJava開発状況
携帯&PDAを走るJava
いよいよNTT DocomoによるJ2ME(Java 2, Micro Edition)搭載Iモード携帯電話の発売が間近になりました。本特集では,Iモードをはじめとする携帯電話,そしてPalmなどのPDA上のJava開発の最新情報をお届けします。 今一番ホットなJavaのトピックと言えば,J2ME搭載携帯電話です。ここではまずはじめに,携帯電話の限られたスペックでどのようなMIDIlet開発ができるのか,Profileはどのようなものになるのか,そして来年,開始される次世代携帯電話サービスなど,今後も非常に早い速度で進化する携帯電話端末上でJavaは,どのような役割を果たすことになるのか,Java搭載Iモード発表直前の最速最新情報をお届けします。 さらに,Clie,Visorなどでユーザから熱い視線を浴びているPalmなどのPDA上の開発についても解説したあと,Palm上のJavaRDB製品,PointBaseについてご紹介します。
特別企画
Javaアプリケーション開発におけるセキュリティポイント
Javaセキュリティの傾向と対策
セキュリティ対策というとファイアウォールやウイルスチェックなどを思い浮かべますが,それぞれのセキュリティソリューションには守備範囲があり,アプリケーションと他のセキュリティソリューションを組み合わせてお互いの手の届かない部分を補うことが必要になります。本特別企画では,ネットワークセキュリティから考えるアプリケーション開発のポイントを紹介し,Javaアプリケーションを開発する上でのセキュリティポイントに対する対策を実例を交えながら詳細に解説します。