組込みプレスVol.16
- 定価
- 1,848円(本体1,680円+税10%)
- 発売日
- 2009.8.28[在庫なし]
- 判型
- B5
- 頁数
- 128ページ
- ISBN
- 978-4-7741-3989-0
概要
特集1
Androidによる組込み開発
GoogleのAndroidはオープンな組込みプラットフォームとして、最近は携帯電話だけではなく、情報家電や各種の制御装置などにも応用されつつあります。オープンの強みを生かした安価なお試し環境も整ってきて、導入時の敷居が比較的低いのも魅力の一つと言えます。こうしたAndroid環境の特長を生かした開発の基本と実際のソリューション、開発ツール、開発手法などを、実践的に紹介します。
特集2
組込みネットワークの今
TCP/IPを中心としたネットワーク技術は、組込み分野でも大きな位置を占めており、年々その重要性は高まる一方です。また、無線通信などの新たな技術分野が常に生まれる進歩の速い技術ドメインでもあります。特集ではこのような組込みネットワークの基本と最新動向を、第一線で活躍するベンダの取材などを交えて解説します。
特集3
品質改善に役立つ注目のツール
ソフトウェアの品質向上が重要課題となる中、組込みソフトウェア開発においても、そのための手法やツール活用が模索されていますが、よく使われるソースコードの静的解析だけでは、粒度が細かすぎてシステム全体の構造まで解析できません。そんな中、オブジェクト指向言語ではないCなどのソースコードを構造解析できるツールがいくつか出てきました。これらのツールのうち、eXquto、およびLattixを例にとり、これらを使った構造解析とリファクタリングの実際とその効果について考察します。
目次
特集1
Androidによる組込み開発
- 第1章:Androidが変える組込みシステム
- 第2章:Android高速化テクニック
- 第3章:Androidネイティブコードデバッグ手法
- 第4章:Android NDKを用いたJNI開発手法
- 第5章:プロファイリング手法
- 第6章:Androidポーティング事例
特集2
組込みネットワークの今
- 本特集の概要
- 第1章:組込みネットワークプロトコルとは?
- 第2章:IPプロトコルスタックと利用例
- 第3章:ZigBeeネットワークの可能性を探る
- 第4章:[特別インタビュー]ウィルコムとUQコミュニケーションズに聞く 次世代無線通信技術
特集3
品質改善に役立つ注目のツール
- 第1章:組込みソフトの品質改善に役立つツールのトレンド
─試行錯誤的アプローチからの脱却 - 第2章:ソフトウェア品質診断ツール eXquto(エクスキュート)
─品質診断ツールを使った改善のアプローチ - 第3章:アーキテクチャ分析ツール Lattix
─ソフトウェアを可視化し、構造の改善や影響分析をサポート - 第4章:ツールを現場で有効利用するためのヒント
─ツールを宝の持ち腐れにしないために
一般記事
- 組込み開発へのアプローチ Nゲージ制御に挑戦
- [インタビュー]Google Android担当者 Jason Chen氏に聞く
連載
- ARM研究所へようこそ
【第10回】組込み開発のプラットフォーム大研究