有限会社ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所(以下USP研究所)主催のコミュニティイベント「TechLION」が4月にリニューアル。リニューアル1回目となる「TechLION vol.6」が、4月12日、東京・西麻布にあるSuperDeluxeにて開催される。
TechLIONとは
TechLIONは、IT文化の振興と、IT文化の楽しさを広く伝えエンジニア同士の連帯を図ることを目的とするトークイベント。2011年3月に第1回が開催され、今回で6回目を迎える。日々多くの技術が生まれ消えていく中、これらの技術を密林の動物たちになぞらえ、百獣の王となる技術を、お酒を酌み交わしながら発掘・探求することを目的としている。
メインMCはこれまでどおり、法林浩之氏が努め、今回から技術評論社馮富久もサポートMCとして加わることになった。
vol.6のメインスピーカーは“Matz”こと、まつもとゆきひろ氏
第一部「獅子王たちの夕べ」のトークゲストは、Rubyのパパ、“Matz”こと、まつもとゆきひろ氏が登壇。
Ruby開発を通じた経験談を元に、まつもと氏自身が考える「プログラミング言語」「エンジニアリング」、そして「10年先も勝負できるプログラマー像」について語られる。
OS、インフラ、アプリ、すべてのレイヤから豪華スピーカーが集結
第二部「ITサファリパーク」には、OS、インフラ、アプリ、それぞれのレイヤから豪華エンジニアが登場する。
OSレイヤでは、FreeBSDコミッターでもあり、gihyo.jpの連載「FreeBSD Daily Topics」でもお馴染みの後藤大地氏。「世界にはばたけ!世界の*BSDカンファレンス、四方山“裏”話」と題し、自身が経験している世界の*BSD事情や海外BSDCon参加のときに起きた事件を今明かす。
インフラレイヤには、国産クラウドとして注目を集める「CloudCore」の開発の舞台裏について、KDDIウェブコミュニケーションズホスティング事業担当副本部長の角俊和氏が語る。
最後にアプリレイヤからは、ユーザーローカルで「ユーザーインサイト」や「TwitTraq」などの開発に携わりながら、個人として「Zaim」「ReTweeter!」などの個人サービスを開発する閑歳孝子氏が、「非エンジニアの私が、いかにしてサービスを作るようになったのか」というタイトルで自身の経験談、これからのエンジニア像について述べる。