昨年開催し、
察知人間コンテストとは?
これまで日本のARは、
このような背景のもと、
察知人間コンテストは、
1つ目の審査は書類審査です。
そして、
第1回察知人間コンテストグランプリ須子淳一氏に訊く~察知人間コンテストとは?
続いて、
須子淳一(すこじゅんいち)
プロフィール
1978年9月25日東京出身。
- 2011年11月 Blenderを用いたCG作りを始める。
- 2012年2月 スマートフォン購入。
- 2012年3月 SATCHを用いた拡張現実作りを開始する。
- 2012年5月 作品名
「ARレントゲン」 にて第1回SATCH人間コンテストグランプリ受賞。 - 2012年11月 auスマートパス、
Google Playより 「ARレントゲン」 リリース予定。iPhone版も準備中。
- Q:応募しようと思ったきっかけを教えてください。
- もともとは自分のブログに載った広告でSATCHを知りました。
- Q:なるほど。それは本当に偶然だったのですね。実際にエントリするにあたって、
SATCH SDKを最初に触った印象を教えてもらえますか。 チュートリアルやサンプルが充実していて書かれたとおりにまねをすれば基本的なことができるので、
そこから徐々に変化させていけば自分のやりたいことができます。コミュニティでの質問への対応も丁寧な印象です。また、 日本語のドキュメントも充実していて始めやすいのも嬉しいですね。 その他のAR開発ツールを使ったことはないので比較はできないのですが、
3Dのモデリングツールのように直感的な感じで使うことができました。 - Q:SATCH SDKはエントリユーザにも優しい開発ツールなんですね。では、
SATCHを含め、 須子さんが感じるARの良さ・ 魅力について教えてください。 私が作る作品では、
一番基本的な現実の世界の映像に3次元的に架空のオブジェクトを重ねてトラッキングできるという映像的な面白さを楽しんでいます。 (画面上の) 2次元と3次元が組み合わさることに加えて、 SATCHではマーカーめいた画像でなくどんな画像でもマーカーとして使うことができるので、 マーカーも含めた映像的な面白さのある演出ができる点が面白みでもあり魅力です。 - Q:その後、
審査を通過してグランプリを受賞されましたね。察知人間コンテストに応募して良かったのはどんなことですか? 賞金、
そして、 その後のアプリ開発につながったことです。 アプリについては、
まずはコンテストに応募した 「ARレントゲン」 をアプリとしてリリースができました。現在、 こちらからダウンロードできます。 - AR レントゲン
- http://
www. ferix. jp/ arroentgen. html
アプリ部分はコンテスト後のサポートの一環としてferixさんに作ってもらいました。SATCH VIEWERを用いてARシナリオをサーバからダウンロードするものなので、
ARシナリオ作りとアプリ部分を切り離して進められ、 アプリ自体をアップデートしないでもARコンテンツを追加していけるので作りやすいです。 auスマートパスからのリリースという個人では難しいことができたことも良かったことです。今後も2週間おきにコンテンツを追加していく予定です。
また、
技術評論社さんより出版されている書籍 『動く! 飛び出る! 』音が出る! わくわくAR年賀状2013 のアプリのリリースです。 出版物との連携という個人ではやりにくいことは貴重な体験でした。紙媒体との連携はマーカーをプリントアウトするという壁がないのが非常に大きなメリットです。しかし、
2次元的なイラストをARで動かすにあたりどういう資料を要求したらよいかわからなかったので、 資料を活かし切れない部分があった点についてはイラストのデザインをしてくれた方に謝りたいです。 とはいえ、
2次元的なデザインなどをARの世界に移していく上での問題点が見えたことが貴重な経験でした。 - Q:グランプリ受賞の栄誉はもちろんのこと、
その後につながったんですね。ちなみに今後ARで作りたいことはなんでしょうか? 映画などで使われてきた表現をARでやるだけでも面白く見えることもありそうです。ARレントゲンの追加コンテンツの中で試していく予定のものもあります。他にはまだぼんやりとしたコンセプトなのですが、
ARで人によって見えるものが違うということを利用したゲーム的なものも作ってみたいと思っています。 - Q:最後に、
第2回察知人間コンテストへの応募者へのメッセージをいただけますか。 人それぞれにARの活用法はあると思うので、
ぜひご自身が面白いと思う方法で遊んでみるのがいいと思います。 - ありがとうございました。
グランプリのエントリシートを大公開!
最後に、
このように、