こんにちは。Python Kyushu 2018企画係の森下です。
「PyCon Kyushu」は、九州にゆかりのあるPythonユーザを主体に集まった「PyCon Kyushu実行委員会」が主催し、PythonやPythonを使ったソフトウェアについて情報交換、交流をするためのカンファレンスです。
「PyCon Kyushu」の開催を通じて九州のPythonユーザーの新たな開拓、および日本各地、海外のPythonユーザーとさまざまな分野の知識や情報を交換し、新たなパートナーやコミュニティの繁栄、仕事やビジネスチャンスを増やせる場所とすることを目的としています。また、九州におけるPythonコミュニティを脈々と続くものとして盛り上げて行くことも目的のひとつです。
トークプログラムの見どころ
「PyCon Kyushu」の企画は、「PyCon JP 2017」の打ち上げ時にぜひ実施しようと盛り上がり、2017年9月18日には準備会が開催され、その後は毎月定例会を開催する中で準備が進められてきました。
事務局の中でプログラムを担当するのは企画係なのですが、開催地の福岡で活動できるメンバーであるmassyuuさんがリーダーとなってCfPのスケジュールを決めたり、トーク内容の決め方を方向付けして進めてきました。
ここでは、そろそろ開催が間近に迫ってきたPython Kyushu 2018のトークプログラムについてご紹介します。
まず注目のキーノートですが、ちゅらデータ株式会社の代表であり、一般社団法人PyCon JPの理事も務めていらっしゃる真嘉比 愛(まかび あい)さんにご登壇いただくことになりました。真嘉比さんはPyCon JP以外にもPyLadies Tokyoの代表をされていたり、Pythonの技術書(『Pythonライブラリ厳選レシピ』)の執筆に携わるなど、Pythonを広く広める活動に従事されています。また、今熱い機械学習技術に強いことから、注目のトークになること必至です。
- 真嘉比 愛(まかび あい)
- 長岡技術科学大学にて自然言語処理を専攻。卒業後は株式会社VOYAGE GROUPに入社し、広告事業のデータ分析などを経験。2016年にDATUM STUDIO株式会社に入社し、2017年に沖縄に子会社としてちゅらデータ株式会社を創業。一般社団法人PyCon JP理事/PyLadies Tokyo初代代表/『Python ライブラリ厳選レシピ』共著
実はキーノートの候補者は全部で8名いらっしゃったのですが、事務局メンバーによる1回目の投票で決まりました。「PyCon mini Kumamoto 2017」で彼女の講演を聞き逃した私としては、やったー!と嬉しい限りです。経営者としてもエンジニアとしても注目の集まる彼女のキーノートをお楽しみに!
次に、通常のトークについてご紹介します。まずはじめに、今回のCfPに対する25名の応募者の方々に事務局から深く感謝いたします。初めて開催する「PyCon Kyushu」ですから、認知の問題であまりご応募いただけないのではないかと心配していたのですが、最終的にたくさんのコアな、そして興味深いご応募があったことに安堵しました(応募が少なくて時間が空いてしまったら、スポンサー様のセッションを入れようかとヤキモキしていたのはヒミツです)。それにしても、Pythonは九州ではまだマイナーだと思っていたのですが、ソフトウェアエンジニア界隈での認知度も上がってきたということでしょうか(゚∀゚)。また、トークを募集して驚いたのですが、何と海外からの応募も多数ありました!
ご応募いただいたトークのテーマは、言語仕様・歴史・機械学習(AI)・ビッグデータとデータ解析・Web開発・ライブラリ開発・ツールのベストプラクティス・画像処理など、本当にいろいろなジャンルのご応募をいただきました。Pythonというプログラミング言語の多様性を感じます。
そんな多数の応募を頂いたものですから、企画係では協議と投票を繰り返し行い、ようやく最終的に14件のトークを決定しました。事務局からの講演依頼をご快諾いただきました応募者の方々に重ねて感謝申し上げます。また、惜しくも選に漏れてしまった応募者の方には、ぜひ「PyCon JP 2018」への応募をしていただきたいと思います。時間と会場の都合で今回はご登壇いただくことはできませんでしたが、どの応募内容も聞いてみたいと思わせる内容でした。これからのPythonを盛り上げるためにもぜひご検討ください。
以下、予定されているトーク内容をご紹介します(1件はタイトル調整中)。実に面白そうなタイトルが並んでいます。
- Pythonによる競馬データ分析入門
- Webフレームワーク「Django」を利用したWeb開発
- Djangoで始めるPyCharm入門
- Introduce syntax and history of Python from 2.4 to 3.6
- AI料理カメラ改良に至るまでの道のりと展望
- 初学者向け、Pythonによる人工知能入門
- Image processing with Python
- serverless framework + python3でAWS Lambda用のスクリプトを書く
- Deep Learningを用いたJpeg Encoder 「Biscotti」について
- 実践してわかったPython & 深層強化学習
- Open3DでSLAM入門
- Take advantage of C++ from Python
- Artisanal Async Adventures
なお、企画係のmassyuuさんが個人的に注目しているのは、Python開発の定番となっているPyCharmのトークです。開発効率を向上させる環境作りに興味があるとのことでした。私は全部聞きたいのですが…、最近興味をさらに惹かれるようになった画像処理とC++連携でしょうか。私は普段ハードウェアを扱っていますので、産業機械用途で応用ができないかという視点でトークを聞いていみたいと思います。
登壇者の中には一般社団法人PyCon JPの代表理事の寺田さんや、海外からのエンジニア(スウェーデンなど)の登壇も予定しています。東京のエンジニアの方々もいらっしゃいますので、トークだけではなく交流も楽しみです。まだ参加登録していない方は、今すぐConnpassで申し込みをしましょう(笑)。では、当日の会場でまたお会いしましょう(^_^)/~
その他の企画
キーノートやトークの他、本イベントでは以下の企画を用意しています。
- スポンサーLT
会場でのランチの時間を利用して、プラチナスポンサーとゴールドスポンサーの企業の方にLTを行ってもらいます。参加者のみなさんは、ランチを楽しみながらスポンサー企業の方の話を聞くチャンスです。質疑応答の時間もあるので、これを機に気になることを聞いてみてください。
- ジョブボード
当日、ホワイトボードを準備します。求人などのお知らせがあれば、こちらに掲示してください。
- 記念撮影
イベントの終了前にみなさんで記念撮影を行います。
- 懇親会
イベント終了後に同じ会場で懇親会を行います。懇親会では、軽食やドリンクを用意していますので、登壇者・参加者問わず、みなさんでワイワイしたいと考えています。また、一人5分の持ち時間で、6人の希望者の方にLTを行なってもらいます。LT参加希望の方は、懇親会受付時にLT希望とお伝えください。いろんな参加者の方の前で、リラックスして発表するチャンスです。
その他にも、イベントを充実させるための企画を随時検討中ですので、こちらもご期待ください!