サン、無線センサーネットワークデバイス「Sun SPOT」教育機関向けに限定発売

サン・マイクロシステムズ⁠株⁠は2008年1月15日、同社が開発を進めていた無線センサーネットワークデバイス「Sun SPOT」を、教育機関向けに限定発売した。価格は1キット3万9,000円、クラスルームパック(15キット入り)46万2,000円(ともに税別⁠⁠。なお、今回の発表後、市場の動向を見ながら一般発売についても検討されているとのこと。

Sun SPOTは、以下のような特徴を持っている。

Javaで制御できる汎用センサーボードを搭載
Sun SPOTの上部には、加速度、温度、照度センサーおよび8個の3色LEDが搭載されている。これにより、さまざまなデータの計測が行える。アプリケーションの制御にはJavaを採用しており、NetBeansなどの統合開発環境を使ったアプリケーション開発が可能。
IEEE 802.15.4に準拠
無線LAN機能は、2.4GHz IEEE 802.15.4に準拠している。アンテナ付きで数メートル~数十メートルの範囲でのポイントツーポイント/ブロードキャスト/マルチキャストによる無線通信を実現する。
サン・ラボ「Project Sun SPOT」にて研究/開発
Sun SPOTは、Sun Microsystems, Inc.の研究開発機関「サン・ラボ」「Project Sun SPOT」にて研究および開発が進められている。
Sun SPOT Education/Academyパッケージ
Sun SPOT Education/Academyパッケージ
Sun SPOTデバイス本体
Sun SPOTデバイス本

Sun SPOT Education/Academy製品構成

  • Sun SPOTデバイス(センサーボード付き)×2
  • Sun SPOTデバイス(ベースステーション用、センサーボードなし)×1
  • ソフトウェア開発ツールおよびケーブル一式

Sun SPOTハードウェア仕様

Sun SPOTプロセッサボード
  • 180MHz 32ビット ARM920Tコア
  • 512Kバイト RAM/4Mバイト フラッシュメモリ
  • 2.4GHz IEEE 802.15.4無線(アンテナ付き)
  • USBインターフェース
  • 3.7V 720mAh リチウムイオンバッテリ
汎用センサーボード
  • 2G/6G 3軸加速度センサー
  • 温度センサー
  • 照度センサー
  • モメンタリスイッチ×2
  • 3色LED×8
  • アナログ入力ピン×6、汎用入出力ピン×5、高出力ピン×4

開発要件

開発用OS
  • Solaris on x86
  • Windows XP
  • Mac OS X
  • Linux
開発用ハードウェア
  • メモリ512Mバイト~
  • HDD250Mバイト~
  • CDまたはDVDドライブ
  • 空きUSBポート
Sun SPOT
URLhttp://jp.sun.com/sunspot/
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