日本IBM、2009年1月1日付役員人事を発表―新社長は橋本孝之氏

2008年12月30日、日本IBM株式会社は2009年1月1日付の役員人事を発表し、現在の代表取締役社長大歳卓麻氏から新社長として橋本孝之氏に交代し、2009年を新体制で臨むことを発表した。なお、大歳氏は会長職に就く。

今回の役員人事に関し、大歳氏は「理由は新しい時代に向けて、新しいリーダーでやっていこうというのが一番の理由です。私が1999年に現職(代表取締役)に就任してから、この9年間、事業のポートフォリオを変えてきました。とくに、当時は事業内におけるハードウェアビジネスが占める割合が43%だったのが、2007年には13%になりました。代わって、2007年最も大きな割合となったビジネスが、サービスの領域で76%となっております。こういう状況下において、さらに価値の高いサービスを提供していかなければいけないと判断し、今回の発表に至っています。

また、環境問題やクラウドコンピューティングなど.新しい観点を入れることも必要と感じています。

さらに、もう1つ、我々が推進しているGIE(Globally Integrated Enterprise)の考え方を強化し、地球上のあらゆるリソースの最適化を図っていくべく、橋本の資質、次の段階への可能性を感じています」と述べた。

この後、新代表取締役社長執行役員となる橋本氏からも所信表明が行われ、⁠今まで以上にお客様中心の考え方を強化し、2009年はスマートプラネットという考え方をモットーに、グローバルで考えられるビジネスを推進していきます」と述べ、2009年、新しい体制で日本IBMが進むことを表明した。

写真 大歳氏(左)と橋本氏(右)
写真 大歳氏(左)と橋本氏(右)
日本IBM
URLhttp://www.ibm.com/jp/

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