ATENジャパン、最大リモート4ユーザ同時アクセス可能な32ポート搭載KVMスイッチを発表

ATENジャパン⁠株⁠は3月23日、エンタープライズ向けブランドALTUSEN(オルトセン)シリーズのKVM over the Net最新作として、複数のユーザがネットワーク経由でコンピュータを操作できるKN2132、KN4116、KN4132の3機種を発表した。 出荷開始日は4月6日の予定。

同製品は最大32ポート搭載、ローカル1ユーザ、リモート4ユーザによる同時アクセスに対応したKVMスイッチ(KN4132の場合)で、従来の同シリーズ製品に比べ、スペック、機能性、操作性が格段に向上しているという。

主な特長とメリットは以下のとおり。

マルチユーザ16/32ポートKVM over the NET
製品単体では最大32台(2段階のカスケード接続構成の場合は最大512台)のコンピュータを、ローカルコンソールまたはTCP/IPネットワーク経由のリモートコンソールから操作することが可能(KN2132/KN4132使用時⁠⁠。リモートコンソールから最大2名(KN2132⁠⁠/4名(KN4116/KN4132)のユーザが異なるポートに同時アクセスすることができる。
10/100/1000Mbps対応ネットワークインターフェースを2ポート搭載
本体にはネットワークインターフェースを2ポート搭載しているので、両方に同一のIPアドレスを割り当てたり、異なるIPアドレスを設定したりすることが可能。前者の場合は、IPアドレスを二重化することによって、一方のネットワークインターフェースに障害が発生してもネットワークのダウンタイムを最小限に抑えられる。また、後者の場合、インターネット、イントラネットの両方から製品にアクセスできるよう設定することができるので、社内外からシステムのメンテナンスを行いたいユーザに向いている。
機能性・操作性の高い日本語対応GUI
従来のOSD(オンスクリーンディスプレイ)の機能を継承しながら、デザイン性、操作性、機能性を追及した多言語GUIメニューを提供。アイコン化されたGUIメニューはシンプルで直感的な作りとなっており、初めて製品に触れるユーザでも直感的に操作できる。
USBマウスの自動同期機能 (マウスダイナシンク)
リモート操作時におけるマウス同期機能が強化されている。リモート画面の操作を始めると、リモート側のマウスはローカル側のマウスに自動同期するので、定期的に同期設定を行う煩わしさも軽減される。
低帯域環境に配慮したネットワーク機能
ネットワーク障害が発生した場合でも作業を続行できるように、PPPダイヤルイン接続に対応している。また、ビデオの表示画質や感度を設定によって自由に変更できるだけでなく、リモートの表示をモノクロにすることも可能で、ネットワーク転送速度が期待できない環境においてもリモートアクセス機能が利用できる。
電源管理デバイス(Power over the NET)との併用で製品に接続されたコンピュータの電源管理を実現
同製品にATEN製電源管理デバイス(Power over the NET)を接続することで、製品に接続されたコンピュータの電源をリモートから管理することができる。これにより、起動、終了、再起動といった電源操作も離れた場所から行うことが可能となる。
32ポート搭載KVMスイッチ「KN4132」
32ポート搭載KVMスイッチ「KN4132」
ATENジャパン⁠株⁠
URLhttp://www.atenjapan.jp

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