ネットエージェント(株)は5月13日、これまで困難であったSSL暗号化通信の解析・見える化を可能とする新製品「Counter SSL Proxy」の発売を発表した。
近年の情報漏えい事件、事故の多発に伴いさまざまな対策ソリューションが登場している。しかし、これまでの対策には「制限・禁止」という消極的な対策が多く、IT本来の目的である「利便性」が大きく損なわれるケースも少なくない。特にSSLによる暗号化通信のように、多種多様なサービスで用いられている技術の場合は利便性が損なわれるのはもちろんだが、事情によりそうしたサービスの利用を全て禁止してしまう事が難しいケースも考えられる。
今回発売の「Counter SSL Proxy」は、このようなケースにおいて「SSLによる暗号化通信の内容を記録・検索したい」というユーザの要望から生まれた製品で、これまで内容の再現、解析が困難だった、ネットワーク上を流れる特定のSSL暗号化通信の見える化、通信内容の取得、解析を可能にし、万が一情報漏えい事件・事故が発生した際の原因究明、犯罪行為の抑止等に大きな効力を発揮する。
さらに同製品は、ネットエージェントの既存製品である、社内のネットワークを流れる通信の保全・解析を行うフォレンジックサーバ「PacketBlackHole」との併用により、誰でも簡単にSSL暗号化通信を含めた全てのネットワーク通信の内容を解析することを可能とする。
- ネットエージェント(株)
- URL:http://www.netagent.co.jp/