ユビキタス、組込みデータベースDeviceSQLの最新バージョンを発売

⁠株⁠ユビキタスは5月12日、同社の組込みデータベース製品の最新版、⁠Ubiquitous DeviceSQL Release 4.1」⁠DeviceSQL4.1)を発売したことを発表した。

同社は昨年8月にエンサーク社より「DeviceSQL」の知的財産権を取得し、以来組込みデータベース事業を推進する中、同社として初めてのリリースとなるDeviceSQL4.1を発売することとなった。

DeviceSQLは組込み機器向けに特化し、DB機能とデータ処理機能を提供する製品で、世界最小クラスのデータベースエンジン(最小メモリフットプリント24Kバイト)に加え、組込みシステムに最適化したデータ管理機能を実現するフレームワークを提供する。DeviceSQL4.1の主な特徴は以下のとおり。

ユビキタスによる開発・パッケージング

エンサーク社からの知的財産権を取得後、ユビキタス社内にDeviceSQL専門の開発部門を構築し、同社の開発エンジニアによって独自に機能の実装、テスト、パッケージングが行われている。

基本性能の向上

DeviceSQL4.1では、データベース機能として重要な検索、ソート等の基本性能の向上を図っているほか、既存リリースでサポートされているアプリケーションから任意のタイミングでデータベースファイルをオープンできる機能「Paged Storage」でも、そのサポート範囲が拡大している。

ユーザビリティの強化

DeviceSQL4.1では、SQLProbeというデータベース操作ツールをDeviceSQL SDKに標準で同梱し、専用のアプリケーションを構築することなくPC上でデータベースを作成、SQL文による編集をインタラクティブに行うことができる。また、SQLProbeを使用して、テーブル内のデータをCSVファイルからインポートする機能、逆にテーブル内のデータをCSVファイルへエクスポートする機能の双方がサポートされており、テーブルへの初期データの設定やアプリケーションのテストなどに活用することができる。

⁠株⁠ユビキタス
URL:http://www.ubiquitous.co.jp/

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