米サン、仮想化ソフト「VirtualBox 3.0」リリース

米国Sun Microsystemsは、クロスプラットフォーム仮想化ソフトウェア「Sun VirtualBox」の最新バージョン「VirtualBox 3.0」を発表した。VirtualBoxは同社サイトから無償でダウンロード可能。ダウンロードサイズは約50Mバイト。

同社の仮想化製品の中でも、VirtualBoxは主要製品として急速に人気を伸ばしつつあり、累計ダウンロード数は全世界で1,450万件以上、登録数は400万件以上に達し、1日当たりのダウンロード数は25,000件を超えているという。

VirtualBox 3.0の新機能は以下のとおり。

  • 1ゲストにつき最大32 CPUを設定可能。
  • ハイパーバイザを強化してSMP対応とした。
  • APIプラットフォームをアップデートし、近く登場するコミュニティー主体のVirtualBox Web Consoleプロジェクトの基盤を構成。同プロジェクトはWebコンソールからのデータセンター管理を可能にするもので、Python言語がベースとなっている。
  • Windowsゲスト用にMicrosoft Direct3Dをサポート。
  • OpenGL 2.0をサポート。
  • ストレージ機器、iPod、携帯電話など各種USBデバイスをサポート。

個人ユーザのVirtualBoxを無償で利用可能だが、組織への大規模な導入の場合は、エンタープライズ・サブスクリプション(サンの技術チームによる24時間/週7日のプレミアムサポート含む)を1ユーザあたり年間30USドルからの価格で利用可能。大規模ユーザには割引もある。パートナーには包括的なOEMライセンス・プログラムも用意されている。

Sun VirtualBox
URL:http://www.sun.com/software/products/virtualbox/get.jsp

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