ネットエージェント, 2009年お盆期間のP2Pファイル共有ソフトノード数の調査結果を発表

ネットエージェント⁠株⁠は8月20日、2009年お盆期間(2009年8月8日~8月16日)におけるP2Pファイル共有ソフトウェアWinny、Share、LimeWire/Cabos、PerfectDarkのノード数を把握、その推移のグラフと実数を同社サイトにて公表した。

それぞれのノード数の推移として、Winnyについては、2007年度の中盤以降緩やかに利用者が減少していたが、2009年7月以降、Shareの利用者に減少傾向が見えたのに応じて徐々に増加し始めた。この傾向について同社は、ここにきてWinnyの匿名性・機能性が再評価されているのではないかと推測している。

Shareについては、2009年7月に逮捕者が出たの影響などから、若干減少の傾向が見られた。しかし依然として映像関連の違法ファイルがまだまだ多く流通しているためことから人気が高いとのこと。

LimeWire/Cabosは世界各国の利用者による広大なネットワークを形成している共有ソフトで、北米やヨーロッパ諸国を中心に人気の高いP2P。同ソフトはGnutella(グヌーテラ)ネットワークで接続されているため、互換サーバント全体でのノード数を調査している。同社のLimeWire/Cabosクローラーでは全体数を完全には取り切れていないとのこと。

PerfectDarkは絶対数ではWinnyなどの数分の1だた、国内産P2PではGW以降最も高い増加率を記録している。高い匿名性、捏造ファイルの少なさから徐々に人気が高まっており、今後最も警戒が必要なP2Pの1つであると同社は指摘する。

ネットエージェント⁠株⁠
URL: http://www.netagent.co.jp/

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