米Googleは9月15日(現地時間)、WebブラウザChromeのメジャーバージョンアップ版であるChrome 3.0のStable(安定)版をリリースしたことを発表した。この日はChromeの1歳の“誕生日”のちょうど2週間前にあたる。
Chrome 3.0の大きな特徴はその「速さ」。新開発のJavaScriptエンジンはChrome 2のStable版より25%性能が向上しているという。またChromeを起動した直後や新規タブを開いたときに表示される「新しいタブ」のページのレイアウトが変更になり、「よくアクセスするページ」のサムネールや履歴の表示位置が変わった。サムネールなどは非表示にすることもできる。検索ボックス(Omnibox)ではナビゲーションの候補となるURL、ブックマーク、検索語などの種類別に先頭にアイコンを表示するようになった。
そして、HTML5の機能を一部先取りして取り入れており、動画を扱う<video>タグなどを使ったHTMLを表示できるようになった。
さらに、3.0からはブラウザの見た目が変更できる「テーマ」の機能がつき、背景やデザインをカスタマイズできるようになった。