Adobe Scene7、アジア太平洋地域への展開を開始―リッチメディアプラットフォームを日本市場へ

米Adobe Systemsは9月17日、同社が展開するリッチメディアプラットフォーム「Adobe Scene7」の展開を拡大し、日本を含むアジア太平洋地域市場でのサービス提供を開始した。

Adobe Scene7のアジア太平洋地域への展開を発表する、Scene7 Media Solutions Senior Director of Product Marketing, Sheila Dahlgren氏。
Adobe Scene7のアジア太平洋地域への展開を発表する、Scene7 Media Solutions Senior Director of Product Marketing, Sheila Dahlgren氏。

ECおよびマルチチャネルマーケティングプラットフォーム

Adobe Scene7はSaaSで提供されるオンデマンド型のクロスメディアプラットフォームで、ECやマルチチャネルマーケティングといった用途で活用できる。おもな機能として、

  • Dynamic Imaging
  • eCatalog
  • Media Portal
  • eVideos
  • Visual Configurators
  • Web-to-Print
  • Targeted Email & Print

といったものがある。Dynamic ImagingやeCatalog、Media Portal、eVideos、Visual Configuratorsといった機能を組み合わせてコンテンツを制作することで、今までと異なるユーザエクスペリエンスを提供するECおよびマーケティングプラットフォームの構築が可能となる。

また、Web-to-PrintによりWebから印刷物としてのドキュメント作成、さらにTargeted Email & PrintによりWeb以外の経路を利用したターゲットマーケティングを実践できる。

Adobe Scene7のおもな特徴。
Adobe Scene7のおもな特徴。
Adobe Scene7を利用したサイト。動画や音声などリッチコンテンツの配信が行え、これまでより豊富な表現を実現する。
Adobe Scene7を利用したサイト。動画や音声などリッチコンテンツの配信が行え、これまでより豊富な表現を実現する。

日本での展開および導入事例

今回の発表に合わせて、株式会社ISAOがAdobe Scene7の一次販売店として販売を開始した他、国内採用事例としてピーチジョンでの導入および効果やJJmodeによるクロスメディア展開の展望について紹介された。

Adobe Scene7の導入について紹介する、株式会社ピーチ・ジョン執行役員 守安智氏。導入動機について、ユーザからの多様なニーズへの対応、リッチな体験の提供、カタログのアウトソース費の削減など、さまざまなメリットについて述べた。
Adobe Scene7の導入について紹介する、株式会社ピーチ・ジョン執行役員 守安智氏。導入動機について、ユーザからの多様なニーズへの対応、リッチな体験の提供、カタログのアウトソース費の削減など、さまざまなメリットについて述べた。
株式会社ISAOより、Adobe Scene7を利用した戦略の1つとしてJJmodeでのクロスメディア展開について紹介された(サイト公開は本日(9月17日)の夕方を予定⁠⁠。
株式会社ISAOより、Adobe Scene7を利用した戦略の1つとしてJJmodeでのクロスメディア展開について紹介された(サイト公開は本日(9月17日)の夕方を予定)。
Adobe Scene7
http://www.scene7.com/jp/

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