HDE、メール誤送信対策ソフトウェア「HDE Secure Mail FINAL」発売、大容量ファイルのWeb転送も可能

⁠株⁠HDEは、メール誤送信対策ソフトウェアの決定版と銘打った製品「HDE Secure Mail FINAL(以下HSMF⁠⁠」を2010年2月15日より販売開始することを発表した。

同製品は、同社のメールセキュリティ製品にも搭載されている誤送信対策関連機能を1製品にまとめ、さらに有効と思われる新機能を加えた製品。送信メールの一時保留、添付ファイルのZIP暗号化、添付ファイルのWebダウンロードが1パッケージで可能となる。

主な機能は以下のとおり

メール一時保留機能

添付ファイルの有無にかかわらず、送信メールの全てをサーバで一時保留。保留時間内であれば、送信者がメールの発送を取り消すことができる。保留時間は管理画面から1分刻みで設定でき、最大60分まで設定可能。保留時間を過ぎたメールは自動送信される。

添付ファイル付きメールのダウンロード機能

送信メールに添付ファイルがある場合には、サーバに一時保留後、ダウンロードURLとログインパスワードを記載した通知メールを自動生成し、一時保留時間経過後、または一時保留時間内であっても、送信者自ら送信許可をした場合には、その通知メールを受信者に送信する。受信者はメールに記載されたURLにアクセスし、ログインすることで、メールおよび添付ファイルをダウンロードすることができる。

添付ファイルのZIP暗号化機能

添付ファイルは、Web経由のダウンロードだけではなく、パスワード付ZIPファイルに変換して、メールの添付ファイルとして受信者に届けることも可能。

ファイルのWebアップロード機能

メールを使わずに、Webブラウザ画面を使用したファイルの直接アップロードも提供。受信者にはダウンロード用URLとログインパスワードを記載した、通知メールが届けられる。メールに添付するには大きすぎるサイズのファイルも簡単に転送、共有が可能となる。

メールを送ると、保留状態にある通知が送信者に届く。
メールを送ると、保留状態にある通知が送信者に届く。
通知メールにあるURLを開くと、送信したメール、および添付ファイルに対する操作を選択できる。このURLの処理を行わなくても、保留時間経過後、デフォルトの処理を行いメールは発送される。
通知メールにあるURLを開くと、送信したメール、および添付ファイルに対する操作を選択できる。このURLの処理を行わなくても、保留時間経過後、デフォルトの処理を行いメールは発送される。
メール受信者が通知されたURLを開くと、添付ファイルのダウンロードができる。
メール受信者が通知されたURLを開くと、添付ファイルのダウンロードができる。

「HDE Secure Mail FINAL」の価格は利用ユーザ数によって異なり、100ユーザ105万円~⁠税込⁠⁠。製品標準価格の15%が年間サポート価格となる。FAX、メールによる10インシデントの問い合わせ、およびソフトウェア無償バージョンアップ権利が付属する。

対応OSは、Red Hat Enterprise Linux 5 Server for x86/x86_64。

HDE Secure Mail FINAL
URL:http://www.hde.co.jp/hsm/final/
⁠株⁠HDE
URL:http://www.hde.co.jp/

おすすめ記事

記事・ニュース一覧