(株)ロックオンは3月23日、EC構築オープンソース「EC-CUBE」正式版バージョンアップを発表した。今回のバージョンアップでは、表示速度を約60倍向上させたほか、スマートフォンテンプレート標準搭載、デジタルコンテンツ販売機能など、「EC-CUBE」リリース以降最大規模の機能拡張を実施し、バージョン番号も従来の「2.4系」から「2.11系」となった。
「EC-CUBE」は国内でも最もユーザの多いECサイト構築OSSツール。同社によると推定15,000店舗以上で稼働中だが、リリースから4年半が経過し、独自ドメインでのECサイトのニーズが高度化したことにより、さらなる拡張性が求められていた。また、1日数千万円以上の販売を行うような大型ECサイトへの導入も増加しており、高速化・安定化へのニーズが高まっていた。
今回の「EC-CUBE2.11.0」で主に追加・修正された内容は以下の通り。
- 主に追加された機能
- スマートフォンテンプレート標準搭載
- デジタルコンテンツ販売機能
- ギフト配送への対応(複数配送先設定)
- 主に修正された項目
- 表示速度の改善(従来比60倍)
- 管理画面のディレクトリ名を自由に指定可能
- PC/モバイル/スマートフォンの処理を共通化
その他、約150に及ぶ追加・修正、バグフィックスを行っている。EC-CUBE2.11.0の詳しい内容はEC-CUBEのサイトを参照のこと。
- EC-CUBEオフィシャルサイト
- URL:http://www.ec-cube.net/
- EC-CUBE開発コミュニティ
- URL:http://xoops.ec-cube.net/
- EC-CUBEマニュアルサイト
- URL:http://wiki.ec-cube.net/
- (株)ロックオン
- URL:http://www.lockon.co.jp/