グーグルは5月16日、東日本大震災の復興支援プロジェクトとして、「 c 」と「未来へのキオク 」の提供開始を発表した。
東日本ビジネス支援サイトは、グーグルが4月末から提供している「ビジネスファインダー 」 」や5月16日に公開となった「YouTube ビジネス支援チャンネル 」に寄せられたお店のメッセージやコンテンツを、地域やテーマごとに定期的に特集として紹介し、東北のビジネスを支援する。
また「未来へのキオク 」プロジェクトは、ユーザから被災地の"キオク" となる写真や動画を募集し、震災を体験した多くの方の記憶や、文化、風土を未来に伝えていくことを目的としたもの。
発表会見に立ったグーグル代表取締役の有馬誠氏
グーグルでは震災直後から「Google Crisis Rseponse」というプロジェクトで、安否確認システム「パーソンファインダー」や「避難所名簿共有サービス」 、「 通行実績マップ」といったサイトを提供してきたが、今後は復興や被災地の将来に向けた取り組みが必要と考えた。また、復興支援を行っている中で、被災地からのさまざまな要望に応えるため、次のフェーズとして今回のプロジェクトの提供に至ったという。
「東日本ビジネス支援サイト」の詳細についてはGoogle Japan Blog を参照のこと。また、「 未来へのキオク」プロジェクトは16日より画像・動画の募集を開始。被災地の過去、現在、そして将来に関わるイメージを、よりわかりやすい形で公開すべく、現在開発が進められている。詳細は未来へのキオク プロジェクト概要 を参照のこと。
「未来へのキオク」の開発中のイメージ。地名で検索をかけ、地図上でサムネイルが表示される。