クラウドコンピューティング企画会社の(株)ブリスコラと、電子データの真正性証明サービスプロバイダー、日本ガードタイム(株)(GuardTime)は、クラウド認証分野において業務提携した。両社はクラウド環境に対応した電子データ真正性証明サービスの構築を開始する。
GuardTimeは、暗号鍵を使わずに電子データの時刻、発生源と内容を証明できる「キーレス署名サービス」を開発し、グローバル市場で企業やクラウドサービス事業者などのパートナーにサービスを提供している。一方、ブリスコラは、オンプレミスとクラウドや複数のクラウド間のデータ連携を実現するクラウドデータ連携サービス「Concord」(SaaS)等のアウトソーシングサービスや、法人向けクラウド事業企画、開発、マーケティング、アライアンス、テクノロジーなどを提供している。
今回の提携により、クラウド環境に対応した電子データ真正性証明サービスの構築を開始する。このサービスにより、利用者やクラウド提供事業者は、電子データが間違って変更されたり、悪意で改ざんされていないことを自動的に確認できるほか、ログやプログラムコードに署名が可能となり、信頼できるクラウドサービスを利用できるようになる。
同サービスは、暗号鍵を使わずにクラウド上の電子データの真正性を自動的に検証できるもの。インターネット上にサーバを分散配置した拡張性、冗長性の高いキーレス署名基盤を利用することで、クラウド上の大量データを高速、低コストで署名・検証することができる。
サービス提供開始は2011年10月の予定。
- 日本ガードタイム(株)
- URL:http://www.guardtime.com/jp/
- (株)ブリスコラ
- URL:http://www.briscola.co.jp/