(株)リンクと(株)エーティーワークスが運営する専用サーバサービス「at+link」(エーティー・リンク)は、9月14日からソーシャルアプリ向け専用サーバパッケージ「at+link アプリプラットフォーム」のオプションサービスとして、KVS(Key-Value Store)を利用した画像ストレージ機能を提供する。
「at+linkアプリプラットフォーム」は、超高速NAND型フラッシュメモリioDriveを搭載したサーバやトラフィックによる従量課金がない特長をもつ。2011年3月には(株)神戸デジタル・ラボが開発した分散型KVS okuyamaをベースとした、オンメモリにデータをキャッシュする機能をオプションサービスとして追加している。
スマートフォンが普及し、モバイルコンテンツがリッチ化していく中で課題となってきているのが、ソーシャルアプリ内で利用する画像の配信方法。複数台のサーバでアプリを運用している場合、画像を合成するたびにすべてのWebブサーバに画像データを同期しなければならない。多くのアプリ事業者は画像用にサーバを別途用意したり、大規模なアプリの場合CDN(Contents Delivery Network)サービスを利用するなどの対策をとっている。
しかし、物理サーバは容量に限界があるため、増えていく画像データを保存するには容量が足りなくなってしまう。またCDNサービスを利用する場合はコストが問題となる。
at+linkでは、KVSを使ってこれらの問題を解決する画像ストレージを開発した。ソーシャルアプリに特化したサービスとして画像ストレージ機能を提供するのは、at+linkが初めて。画像ストレージはオンデマンドで容量をシームレスに拡張していくことができる。容量の追加はコントロールパネルから行える。
初期費用は無料、月額15,750円/100GB。
同サービスの特長は以下の通り。
- 分散型KVS(okuyama)を利用した仕組みのため、レスポンスが高速
- シームレスに容量の追加が可能で、容量に上限なし
- REST(Representational State Transfer)プロトコルで接続可能
- 完全冗長構成で障害時もデータが消失しない
- at+link
- URL:http://www.at-link.ad.jp/
- (株)リンク
- URL:http://www.link.co.jp/
- (株)エーティーワークス
- URL:http://www.atworks.co.jp/