フェンリル(株)は11月16日、同社のWebブラウザSleipnirのWindows版最新バージョンとなる「Sleipnir 3 for Windows」を正式リリースした。
Sleipnirは同社が開発する主力と言えるブラウザ。オリジナルとなるWindows版のほか、Mac OS、iOS、Androidと多くのプラットフォームに製品展開しており、Windows版では約3年ぶりのメジャーバージョンアップとなった。
Sleipnir 3ではこうしたマルチプラットフォームでの開発経験を活かし、Mac OSやiPhone、iPadなどのUI、UXをWindows版にも大きく取り込んだものとなっている。たとえばTouchPagingと呼ばれるタブ切り替えは、マウスを右クリックしながら左右に移動させることで、iPadのような横方向の画面(タブ)切り替えができる。タブ切り替えは横ホイールのついたマウスにも対応している。
同様に右クリックしながら上下に移動させると、こちらもスマートフォンのような慣性の付いたスクロールが可能となる。マウスを使ったタッチジェスチャもより洗練され、効果はわかりやすいアイコンで表示される。
また、タブをグループ化して管理したり、フルスクリーン表示のみの機能として、画面のサムネイルの形で下に表示され、マウスを近づけると拡大したり、アドレスバーが検索バーを兼ねるなど、UI面での操作性向上が大きな特徴となっている。
そして各プラットフォームのSleipnirを連携させる機能として「Fenrir Pass」というサービスが利用可能となった。SleipnirからFenrir Passサーバにアカウント登録を行うと、同一、違うプラットフォーム上を問わず複数のSleipnir間でブックマークを簡単に同期させることができる。
Sleipnir 3 for Windowsの動作環境は以下のとおり。
OS | Windows XP/Vista/7(Windows XP SP3 以上を推奨) |
CPU | Pentium 266MHz以上 |
メモリ | 64MB(128MB以上を推奨) |
- Sleipnir 3 for Windows
- http://www.fenrir.co.jp/sleipnir3/