ギデオン、Linuxサーバへの不正な改ざんを検知するソフト「ギデオン リアルタイム スキャン」発売

⁠株⁠ギデオンは、Webサイトの不正な改ざんを常に監視し、外部からの攻撃、内部不正侵入による改ざんをリアルタイムに検知するLinuxサーバ向けソフトウェア「ギデオン リアルタイム スキャン」を12月19日に発売する。

同製品は、監視するディレクトリを指定するだけで、そのディレクトリ下のファイルへのアクセスをリアルタイムに検知し、自動修復、アクセス制限など、あらかじめ設定された手順を実行するソフトウェア。改ざんされた場合には、自動修復としてあらかじめ用意されたバックアップを瞬時に書き戻すことで、不正アクセスによる被害を最小限にとどめることができる。カスペルスキー社製ウィルス検知エンジンも備え、ウィルス検知を行うことも可能。

ブラウザで表示された動作状況の確認画面
ブラウザで表示された動作状況の確認画面
自身の更新情報やウィルス検知エンジンの情報も確認できる
自身の更新情報やウィルス検知エンジンの情報も確認できる

「ギデオン リアルタイム スキャン」のインストールにはカーネルの再コンパイルやモジュールの入れ替えは不要で、通常のアプリケーションと同様に「アドオン」として導入が可能。設定や操作はWebインターフェースで管理され、容易に扱うことができる。

不正アクセス検知時の動作をディレクトリ別に細かく設定できる
不正アクセス検知時の動作をディレクトリ別に細かく設定できる

昨今、大手企業や公官庁サイトなどを標的にSQLインジェクションやMPackなどのクラッキングツールを使った攻撃が行われ、いくつかは大きな被害を及ぼしているが、⁠ギデオン リアルタイム スキャン」を導入すれば、たとえ攻撃に成功したとしても、アクセス制限や自動修復の機能により、大きな被害を防ぐことができる。

インストール可能なシステムは、Linux Kernel 2.6.13以降(Red Hat Enterprise Linux 5/6、CentOS 5/6、Debian 4/5/6、SUSE 10/11、Turbolinux 11/TLAS 3.0 等⁠⁠。

販売価格は、新規(初年度)ライセンスが80,000円/サーバ、更新(次年度)ライセンスが40,000円/サーバ。クラウド環境への導入も可能で、その場合は1ノード=1サーバとして扱われる。5ライセンス以上でボリュームディスカウントも有り。

ギデオン リアルタイム スキャン
URL:http://www.gideon.co.jp/products/realtime_scan/

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