(株)IDCフロンティアは、米RightScale社のクラウド統合運用管理ツールRightScale Cloud Management Platformへ、試験サービスとしてセルフポータル型のクラウドコンピューティングサービスの提供を2月15日より開始した。
合わせてクラウドサービスをコントロール可能なAPIも2月17日より試験公開の予定。これにより、RightScale Platformのマルチクラウド管理機能を通じて、提供事業者を超えて各国のクラウドサービスや、パブリック/プライベートを問わないITインフラの統制と、API利用のプログラミングによるシステムの自動化により、以下の効果が期待できる。
- 大量のサーバを用いた大規模システムの管理・運用が少人数で可能
- 国内外のクラウド事業者間、パブリック/プライベートを問わないインフラの統制
- サービスのピークに応じたサーバの自動拡張・縮退(オートスケール)
- OSイメージやアプリケーション設定のテンプレート化によるサーバ構築の省力化
- 外部プログラムからAPIを通じたクラウドサービスのコントロールによる自動運用
現在、数千の利用者がRightScale Platform経由で360万台以上のサーバを稼動させており、海外の利用者は日本でのサービス展開の際にクラウドサービスとしてIDCフロンティアを選択でき、国内の利用者は欧米・アジア各国のクラウドサービスと一括したITインフラの管理が可能となる。今回の試験サービスを通じ、ユーザからの意見を集め、4月に開始予定の本格サービス提供に活かしたいとのこと。
- IDCフロンティア
- URL:http://www.idcf.jp