(株)IDCフロンティアは、米RightScale社のクラウド統合運用管理ツールRightScale Cloud Management Platformへのセルフポータル型のクラウドコンピューティングサービスの提供を、3月23日より正式サービスとして開始する。同サービスは2月15日より試験サービスとして提供していたもの。
さらに、4月からは国内向けにRightScale Platformとクラウドサービスをパッケージングして提供し、円建て決済や日本語のサポートと、一定範囲内の利用なら定額となる料金体系を提供する。
RightScale Platformは、国内外の提供事業者を超えたマルチクラウド環境を実現するサービス。パブリック/プライベートクラウドを問わない運用・管理が可能である。IDCフロンティアは、日本のインフラ提供事業者としては初めてRightScaleに採用され、RightScale Platformへサービス提供される。これにより、海外の利用者からは日本でのクラウドサービスとしてIDCフロンティアが選択でき、国内の利用者は、同社の国内サービスと国外のクラウドサービスを合わせたITインフラの管理が可能となる。
また利用者にはLAMP(Linux、Apache、MySQL、PHP)環境をはじめTomcatやRailsなどのアプリケーション、ロードバランサーなど、利用用途に応じたOSやアプリケーションとその設定情報をあらかじめ組み込んだクラウドサービス用のテンプレートが提供される。このテンプレートを利用することで、同一設定のサーバをRightScale Platform上から素早く立ち上げることが可能。
この専用テンプレートは、APIで操作が行えるRightScriptも含めたServerTemplateとして10種類提供され、今後も追加提供される。テンプレート群は利用者側でカスタマイズや登録が可能で、他の利用者へも公開し、MultiCloud Marketplaceで共有することができる。
- (株)IDCフロンティア
- URL:http://www.idcf.jp