永和システムマネジメント、AUTOSAR仕様準拠、ECUをエミュレートする車載ソフト開発支援ツールを発売

⁠株⁠永和システムマネジメントは、PC上の仮想ECUを用いることでAUTOSAR仕様のソフトウェア開発ができる車載ソフトウェア開発支援ツールセット「ARTEC(アーテック)シリーズ」を、5月上旬に発売する。

AUTOSARは、自動車業界で多くのメーカが標準で採用している車載ソフトウェアの標準規格。Virtual Function Bus(仮想機能バス)によって、車載ハードウェアの機能を共通のAPIで扱うことができる。

ARTECシリーズは次の2製品で構成されている。

ARTEC Virtual Function Bus Simulator(ARTEC VFBS)

AUTOSARの主要コンセプトであるVirtual Function Busの動作を再現するシミュレーション環境を提供するソフトウェア。複数のECU(電子コントロールユニット)で構成されたAUTOSARシステムをサポートし、各ECUごとに実装したコンポーネントの動作をシミュレーションして、システム全体の動作を可視化する機能をもつ。

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ARTEC Component Development Kit(ARTEC CDK)

AUTOSARソフトウェアコンポーネントの実装から単体テストまでサポートするコンポーネント開発環境。テスト仕様書からのテストケース生成機能と、テストケースの自動実行および結果レポート(テスト合否/カバレッジ率)機能を備えている。

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なお、これらの製品は、5月9日~11日に東京ビッグサイトで開催される「組込みシステム開発技術展」⁠ESEC)の同社ブースにて展示される。

ARTEC Virtual Function Bus Simulator/Component Development Kit
URL:http://et.esm.co.jp/site/solution.html
⁠株⁠永和システムマネジメント 組込みグループ
URL:http://et.esm.co.jp/site/

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