Acroquest Technology、インメモリ・データグリッド製品「AcroMUSASHI DataGrid」発売

Acroquest Technology株式会社は2012年5月30日、インメモリ・データグリッド製品「AcroMUSASHI DataGrid」の販売を開始した。同製品は、Key-Value型のインメモリ・データグリッドで、ビッグデータの重要性が高まる昨今に適した製品と言える。

同製品のキャッシュノードプロセスは自律的にデータグリッドクラスタを構成し仮想メモリ空間を作り出す。そこにシステムで利用するデータをキャッシュすることでデータベースアクセスやI/Oによって発生するボトルネックを排除し、システムの高速レスポンスを可能にしている。

その他、主な特徴は以下のとおり。

  • Java標準であるMap APIを拡張しており、キャッシュの保存と取得処理の実装が容易
  • メモリ内にデータを保存し、データアクセスの高速化、それによるシステム応答時間のカイゼンを実現する
  • キャッシュノードの追加により、線形的に拡張できる
  • キャッシュしたデータをクラスタ内の別のノードに自動的にバックアップするため、トラブルにも対応できる高可用性を実現
  • 並列分散実行処理フレームワークによりクラスタのキャッシュノードを利用した並列分散処理が可能
  • 同社が開発したENdoSnipe(Javaシステム診断ツール)により、データグリッドを構成するキャッシュノードの監視機能を提供する

なお、AcroMUSASHI DataGridは、オープンソースソフトウェアであるInfinispanをベースにしている。

価格は1コアあたり、1ライセンス1,200,000円~。

 AcroMUSASHI DataGridのキャッシュノード監視機能
図 AcroMUSASHI DataGridのキャッシュノード監視機能

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