11月20日、SRA OSS, Inc. 日本支社は、PostgreSQLをベースにしたデータベース製品のPowerGresファミリーに、オープンソースのHA(High Availability)クラスタソフトPacemaker、Heartbeat、DRBDを組み合わせたHAソリューション「PowerGres HA Pacemaker版」の販売を開始した。
PowerGresファミリーには、すでにHAソリューションとしてLifeKeeper版、CLUSTERPRO版があり、 今回のPacemaker版は第3のHAソリューションとなる。複数のソフトを使用しているためインストールや設定が煩雑になりがちな、Pacemaker、Heartbeat、DRBDを同社がパッケージングし、簡単にインストールできるようになっている。
また「PowerGres Cluster Manager」を同梱し、 2つのコマンドを実行するだけで、ノードの設定、コミュニケーションパスの作成、 各リソースの作成、ミラーリングの設定、データベースクラスタの初期化など、煩雑な設定作業を簡単に行うことができる。また、IPMIに対応したデバイスを搭載したサーバであれば、STONITHによるスプリットブレイン対策も簡単に設定可能。製品には初年度サポートが付属しているほか、サポート専用のログ情報収集ツールも付属している。データベースをHA構成にはしたいが、価格や技術面で不安があったユーザに向けたソリューションとのこと。
動作OSは、Red Hat Enterprise Linux 6.0以降、CentOS 6.0以降、Red Hat Enterprise Linux 5.7以降、CentOS 5.7以降。
価格(税込み)は以下の通り。
サポートメニュー 製品+初年度サポート 次年度以降サポート
PowerGres on Linux HA Pacemaker版 基本2ノード構成 ビジネスタイム 1,050,000円 420,000円
プレミアム 1,470,000円 840,000円
PowerGres Plus HA Pacemaker版 基本2ノード(2CPU)構成 ビジネスタイム 1,260,000円 567,000円
プレミアム 1,827,000円 1,134,000円
同社ではこの製品の発売に合わせ、紹介イベントを大阪と名古屋で開催する予定。
11月26日(大阪)
PostgreSQL,OSS統合監視ツール最新技術セミナー in 大阪
11月27日(名古屋)
PostgreSQL,OSS統合監視ツール最新技術セミナー in 名古屋
PowerGres ファミリー
URL:http://powergres.sraoss.co.jp/