アドバンスソフトウェア(株)はJavaプログラムでExcelファイルを生成できるコンポーネント「ExcelCreator for Java」を2月22日に発売した。
「ExcelCreator」はもともと、.NET環境で作成したプログラムでExcelファイルを簡単に作成することができるコンポーネント。実行環境にExcelのインストールは不要で、プログラム中で高速にExcelファイルを作成できるのが特徴。既存のExcelファイルの上書きや別ファイルへの保存が可能なほか、セルの書式、Excel関数や計算式、設定、行/列の挿入、削除等の操作が簡単なコーディングで実現できるというもの。
今回発売の「ExcelCreator for Java」はこれを新たにJava対応にしたもので、Java SE環境およびLinuxサーバやクラウド上のJava EE環境でExcelファイルを作成してクライアントに出力するようなアプリケーションを作成できる。作成スピードも従来の.NET版と遜色なく、たとえば100万個のセルにランダムな数値データを書き込みExcelファイルとして出力するのに約3秒(Core i7 3.4GHz, メモリ16GB)とのこと。これは同じような機能を提供するオープンソースのライブラリApache POIで作成したプログラムと比較して、数倍~数十倍のスピードという。
対応しているJava VMはJDK 7.0/8.0の32/64ビット版、LinuxはCentOS 7、Ubuntu 16.04.01で動作確認されている。またWindowsは日本語版Windows 7(SP1以上)/8/8.1/10、Windows Server 2008(SP2以上)/2008 R2(SP1以上)/2012/2012 R2/2016に対応。扱えるExcelファイルのバージョンはExcel 2007/2010/2013/2016。
価格は1クライアント開発ライセンスが43,200円(本体価格40,000円)。開発したアプリケーションをサーバに配置して使用する場合は別途サーバーライセンスが必要。サーバーライセンスは129,600円(本体価格120,000円)。
- ExcelCreator for Java
- URL:http://adv.co.jp/product/product_excelcreatorjava.htm