ファーストサーバ、「Zenlogicホスティング」Amazon AWSを採用したサービスを提供開始

ファーストサーバ⁠株⁠は、同社が提供しているクラウドベースのホスティングサービス「Zenlogicホスティング」で、新たにクラウド基盤にAmazon Web Services(AWS)を採用したサービス「Zenlogic ホスティング Powered by AWS」の提供を2018年5月16日より順次開始すると発表した。

「Zenlogicホスティング」はこれまでヤフー⁠株⁠のIaaSクラウド基盤(OpenStackベース)を使用したサービスを提供してきたが、今回この基盤部分に世界的に普及の進んでいるAWSを加え、ユーザは選択できるようになった。こうした展開はZenlogicリリース時から検討しており、今後は他のクラウドサービス基盤も採用したマルチクラウド化も予定されている。

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このような形式で提供される「Zenlogicホスティング Powered by AWS」の管理UIなどは従来の「Zenlogic ホスティング」と同様の感覚で操作でき、AWSのコントロールパネルやVPC、ネットワークIF等の設定はユーザ側で行う必要はない。申し込みから最短5分で全ての機能が利用可能になり、Webサーバの他、メールサーバ機能も標準で提供される。さらに、ドメイン名やSSLサーバ証明書、WordPress等のCMSなど周辺サービスも、Zenlogicのコントロールパネルから容易に設定、管理できる。

サービスプランと月額料金は以下の通り(すべて税抜き⁠⁠。

プラン名vCPU/メモリ月額料金(1ヵ月契約)月額料金(12ヵ月契約)
AWS-11/1GB10,900円9,810円
AWS-21/2GB17,900円16,110円
AWS-32/8GB38,900円35,010円
AWS-44/16GB65,900円59,310円
  • どのプランも初期費用は無料
  • 使用ディスク(SSD)容量ははいずれも100GB、最大10TBまで追加可能
  • 2週間の無料期間つき
  • リリース記念キャンペーンも行われる

提供開始日は、AWS-3、AWS-4が2018年5月16日(水⁠⁠、AWS-1、AWS-2が2018年6月上旬から。

サポートはメール、電話による365日サポートが標準で、24時間365日の運用監視、保守メンテナンスも行われる。また請求についても、AWSとの個別契約は必要なく、定額、円建て、銀行振込、コンビニ決済対応となっている。

なお、5月のサービス開始当初は、利用できるAWSリージョンは東京リージョンのみとなる。また、利用可能なアプリケーションもWebサーバ、メールサーバ関連のみだが、今後はリージョン指定やRDS、SSH、SnapShot等のオプション機能を追加し、サービスの充実を図っていくとのこと。

Zenlogicホスティング Powered by AWS
URL:https://zenlogic.jp/aws/

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