今回のキーノートでは、ソラコムが親会社のKDDI回線を使って提供しているIoT向け回線サービス「SORACOM Air for セルラー」において、LTE-M規格のLPWA回線が利用できる「SORACOM Air for セルラー plan-KM1」の提供が2018年9月より開始されることが発表された。
「AWS IoT 1-Click」は、Amazonのネット通販で利用の進む「Amazon Dash Button」で知られているサービスインフラ「AWS IoT エンタープライズボタン」を使って、ボタン1つのアクションをトリガにして、AWS Lambda等を使ったアクションをプログラミングにより起動できるしくみ。「AWS IoT エンタープライズボタン」のネットワークのベースはWiFiだが、これにSORACOMの通信回線サービス「SORACOM Air for セルラー plan-KM1」を組み合わせて製品化したのが「SORACOM LTE-M Button powered by AWS」である。
SORACOM LTE-M Button powered by AWS
「SORACOM LTE-M Button powered by AWS」は、タン4電池2本で駆動し、電池交換が可能。Amazon.co.jpおよびSORACOMのユーザコンソールからの販売を予定している。予定価格は8,000円だが、個数/期間限定のキャンペーンを行っており、キャンペーン価格は3,980円(税、送料別)。1個ぶんの価格には「SORACOM Air for セルラー plan-KM1」1年分の利用料金と1,500回分のクリックで生じるデータ通信費が含まれる。
Amazonとの連携として、このほか「Amazon Kinesis Video Streams」がLimited Previewとしてサポートされた。さらに先に紹介された「SORACOM Krypton」を組み合わせることで、これまでIoTのフレームワークでは実現が難しかった「エッジ・ヘビー」なクラウド連携システムを実装できる道筋が立った。