ニュースリリース

ソラコム,IoTデバイスからFaaSに連携する「SORACOM Funk」,リモートからIoTデバイスにSSH,RDP接続する「SORACOM Napter」,大容量ファイルに対応したデータ収集サービス「SORACOM Harvest Files」ほか多数の新機能,サービスを発表

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リモートからセルラー経由で処理プログラム書き換え可能なエッジ処理カメラ「S+ Camera Basic」とエッジプロセッシングサービス「SORACOM Mosaic」

「S+ Camera Basic」⁠サープラスカメラ)は処理基板にRaspberry Piを使用してエッジプロセッシングが可能なネットワークカメラ,通信モジュール,SIM,カメラ,電源を一体化 し、電源を入れるだけで通信も含めて稼働する初期パッケージとして用意されている。カメラのレンズは回転可能で,プログラムにより向きを変えることができる。

またカメラのアルゴリズムは,遠隔からセルラー経由で更新可能で,更新はWebコンソールから管理できる。あらかじめ用意されているリファレンスプログラムや,今後登場予定される3rd partyプログラム,そしてユーザ自身が作成するプログラムもアルゴリズムとしてカメラにデプロイできる。

S+ Camera Basic

S+ Camera Basic

この一連の動作を管理するプラットフォームの役割をもつのが新サービス「SORACOM Mosaic」で,以下のようなサービスを提供する。

  • デバイス管理機能
    • デバイスリソース管理
    • デバイスログ取得
  • プログラム管理機能
    • プログラムデプロイ機能
    • 世代管理機能
  • Web UI
    • 「S+ Camera Basic⁠⁠ は当面トライアルパッケージとして提供される。これには,⁠S+ Camera Basic」5台,3ヵ月の各種サービス利用料,カメラ利用の1dayトレーニング(オンサイト×1日⁠⁠,S+ Cameraスタートコンサルティング(8時間相当)が含まれる。また「SORACOM Mosaic」は,パートナー向けにプライベートベータが提供される予定。

      新発表のサービスの位置づけ

      新発表のサービスの位置づけ

      スタイリッシュなリファレンスデバイスやSORACOM SIMの機能強化も

      このほか,⁠SORACOM Air for セルラー」のデータ通信が利用できる新たなリファレンスデバイスとして,⁠M5Stack用3G拡張ボード」が発売となった。M5Stackはカラー液晶ディスプレイ,microSDカードスロット,スピーカー,コネクタ,バッテリをパッケージ化したコンパクト(約5cm四方)なデバイス。ESP32を搭載しており,ArduinoIDEやMicroPythonでの開発が可能となっている。センサー等の載った拡張基板をメインモジュールと組み合わせて機能拡張することも可能。

      これに「M5Stack用3G拡張ボード」を新たに提供する。M5Stack拡張基板とこの「M5Stack向け3G拡張ボード」を組み合わせ,さまざまなデータをSORACOMプラットフォームが提供する各種アプリケーションサービスで利用できるようになる。⁠M5Stack用3G拡張ボード」は1台8,880円,M5Stack Basicセットは13,000円で,SORACOM のユーザーコンソールから販売される。

      M5Stack用3G拡張ボード(左から2つめ)と組み上げたM5Stack(左端⁠⁠,右2つは分解したモジュール

      M5Stack用3G拡張ボード(左から2つめ)と組み上げたM5Stack(左端),右2つは分解したモジュール

      また,SORACOM IoT SIM(グローバル向けSIM)の新機能として,新たに国内でKDDI LTE回線に対応した。これにより同一のSIMでNTT docomo 3G/LTE網とKDDI LTE網のマルチキャリア接続を実現できる。KDDI LTE回線対応のデータ通信料金はこれまでの1/10である0.02 USD/MBで提供される。通信料の値下げはグローバル(世界83ヵ国)でも行われ,特にヨーロッパ多くの国で0.02USD/MB(これまでは0.08USD/MB)となった。

      さらに,これまでSORACOM IoT SIMを使う場合,世界のどこで使用しても,ドイツの「ランデブーポイント」を経由した接続となるため,そこから遠い日本などで使用した場合,ある程度の通信遅延が起こってしまう。この対策として,8月から新たに,日本と米国にランデブーポイントが新設される。これによって,ドイツ,ヨーロッパ圏以外の地域で使用しても,遅延の発生が抑えられることが期待される。

      そして「テクノロジープレビュー」という位置づけであるが,SORACOM SIMは「eSIMプロファイルダウンロード」に対応する。これは最新のiPhone等で利用可能な機能で,物理的なSIMを必要とせず,QRコード等で管理サーバからeSIMのプロファイルをリクエストし,ダウンロードすることで利用可能となる。

      eSIMプロファイルダウンロード

      eSIMプロファイルダウンロード

      eSIMプロファイルダウンロード成功時の表示

      eSIMプロファイルダウンロード成功時の表示