グレープシティ株式会社は、Webシステムに帳票機能を組み込むための帳票開発専用JavaScriptライブラリ「ActiveReportsJS(アクティブレポートJS)」の新バージョン「V2J」を2020年12月16日にリリースした。
新バージョン「V2J」の特長は、ActiveReportsJSで開発された帳票を実際に使うエンドユーザー(システム利用者)向けの「Webデザイナ」。新たに収録されたWebデザイナは、帳票システム開発者ではないエンドユーザーでも、Web上で帳票の新規作成や変更を行うことが可能となる。
システム開発会社が帳票システムを納品後、エンドユーザーから「帳票を微調整したい」と要望されることはよくあり、その場合にWebデザイナを利用すれば、エンドユーザー自身で帳票修正を可能とするデザイナアプリケーションを簡単に開発できる。これにより、余計な手戻りが発生せず開発会社・エンドユーザー双方のコスト削減ができる。
このほか、JSONデータソースの設定ダイアログを刷新したことにより、Web APIと連携した帳票を開発しやすくなった。また、階層構造を持つJSONデータにも対応し、マスター詳細形式の帳票の作成がより簡単になった。
ActiveReportsJS V2Jの新機能
Webデザイナコンポーネントの新規追加
エンドユーザー(システム利用者)がWeb上で帳票の新規作成や変更を行うためのデザイナアプリケーションを作成できる、JavaScriptのWebデザイナコンポーネントを提供。
JSONデータソースの強化
JSONデータソースの設定ダイアログを刷新し、「式」を使った動的なエンドポイントの設定や、ヘッダ/クエリパラメータの設定機能など、よりWeb APIを使った開発が楽になった。
また、階層形式のJSONデータにも対応、マスター詳細形式の帳票の作成などがより簡単になった。
人気のJavaScriptフレームワーク最新バージョンに対応
JavaScript開発で利用されることの多い定番のフレームワーク「Angular」「React」「Vue.js」について、以下の最新バージョンをサポートする。
- Angular V11
- React V17
- Vue.js V3
デモアプリケーションをリニューアル
業種別やレポートコントロール毎に分けられたサンプルレポート、各種データソースとのデータバインディングの方法、エクスポートやAPIの使用方法などを実際のアプリケーションの画面を見ながら体感できるようになった。
価格
1年定額制のサブスクリプション
ライセンス種別 | 価格(10%税込) |
初回費用 | リニューアル価格 |
開発ライセンス | 165,000円 | 165,000円 |
配布ライセンス(1ドメイン) | 660,000円 | 165,000円 |
※ActiveReportsJSの詳しい製品情報は、製品ページで確認のこと。