また、23日の基調講演では前日に発表された同社のAIカメラ「S+ Camera Basic (サープラスカメラベーシック)」の新モデル「S+ Camera Basic Smart Edition」が紹介された。
S+ Camera Basic Smart Edition
「S+ Camera Basic」は、2020年に7月に発売されたLTE通信機能が内蔵されたAI搭載カメラ。同社のエッジデバイス運用基盤サービスSORACOM Mosaicを利用し、カメラの動作管理やAIアルゴリズムの入れ替えを専用コンソールを用いて遠隔で行うことができる。AIアルゴリズムのサンプルも用意され、顔検出や文字の読み取り、動画の差分、物体検出などの操作をすぐに試すことができる。
「S+ Camera Basic Smart Edition」は、このカメラのイメージセンサーとしてソニー製のAI処理機能搭載イメージセンサーIMX500を世界で初めて搭載したモデル。IMX500搭載により、画素数が800万→1230万画素になり、高感度になる等、基本的な画質も大幅に向上したほか、AI処理機能がセンサー側にあるため、高度なAI処理を撮影と同時に高速で行うことができる。サンプルアルゴリズムも従来用意されているものに加えて、ソニーがIMX500向けに提供しているAIモデルも利用可能。販売価格は7万1,280円(税込み、送料別)。数量限定の販売となる。
S+ Camera Basic Smart Editionの発表は「テクノロジーの民主化」と銘打ったコーナーにて、ソラコム執行役員 プリンシパルソフトウェアエンジニアの片山暁雄氏により行われた