グレープシティ株式会社は2021年7月13日、Windows用画像処理コンポーネント「LEADTOOLS」の最新バージョン「LEADTOOLS 21J」を発売した。
9種の製品ラインナップからなるLEADTOOLSシリーズは、1開発ライセンスあたり12万1,000~115万5,000円(税込み)の価格帯となっている。
3つのファミリーに分類し、エディションを設けた新構成
21Jでは、LEADTOOLSを用途に合わせた3つのファミリーに分類している。
- Proファミリー
- Documentファミリー
- Medicalファミリー
Proファミリー
Proファミリーは、画像処理機能と画像ビューワ、HTML5対応のJavaScript画像ビューワを含む「Imaging Pro」、Imaging Proに加えてバーコード読み書き機能を持つ「Barcode Pro」、Imaging Proに加えてPDFの読み書き機能を持つ「PDF Pro」、すべての機能を持つ「Pro Suite」の4つのエディションがある。
Documentファミリー
Documentファミリーは、Imaging Proに加え、ドキュメントビューワとコンバータ、PDF読み書き、HTML5対応のJavaScriptドキュメントビューワ機能を持つ「Document」、Documentに加えてバーコードの読み書き、OCR認識、マーク認識機能を持つ「Recognition」、Recognitionに加えフォーム認識機能を持つ「Document Suite」の3つのエディションがある。
Medicalファミリー
Medicalファミリーは、画像処理機能と画像ビューワ、ドキュメントビューワとコンバータ、DICOM、PDFの読み書き、PACS、HL7の機能を備える「Medical」と、Medicalに加えてHTML5対応のJavaScript DICOMビューワを持つ「Medical Suite」の2つのエディションがある。
新機能「ドキュメントアナライザー」
LEADTOOLS 21Jの新機能として、「ドキュメントアナライザー」が実装された。この機能は、構造化されたレイアウトなく、テキストベースのドキュメントフォーマット(DOC、DOCX、XLS、XLX)、PDFおよび画像フォーマット(JPG、TIFF、PNG、PDF)からのデータをインテリジェントに認識し、操作できるもの。
事前定義されたルールセットに加えて、ユーザサイドで固有のデータに合わせたカスタムルールセットを追加できる。
- LEADTOOLS 21J新機能詳細
- https://leadtools.grapecity.com/topics/new-features.htm
開発ライセンスと配布ライセンスによる柔軟な運用を実現
LEADTOOLS 21Jのライセンスは、3台までインストール可能な開発者ライセンスと、アプリケーションの運用用途に合わせた配布ライセンスの2種類のライセンスが用意されている。
- LEADTOOLS
- https://leadtools.grapecity.com/topics/new-release.htm