速報!2008 JavaOne Conference

2008 JavaOne Conference,開幕! 「JAVA+YOU」で実現する“Connected Life”

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JavaFX最新動向

JavaFXは,昨年のJavaOneで発表された技術で,今回の講演では3つのアプリケーション実装のデモンストレーションが行われました。

Facebook Widgets

まず最初に紹介されたのは,Facebook Widgetsです。Facebookは米国を中心に流行っているWebサービスで,開発プラットフォームとして活用されています。今回紹介されたサンプルは,Facebook上でFlickr/Twitterとマッシュアップさせるアプリケーション。これはJavaおよびJavaFXで開発しており,Webブラウザ上のFacebookで稼働するだけではなく,そこからドラッグ&ドロップでデスクトップの別アプリケーションとして稼働します。さらに同じ機能を実装した携帯電話対応版も紹介されました。

これまでのWebアプリケーションの枠を越えたUIを実現しており,今後の展開が非常に楽しみです。

写真7 JavaFXで作られたFacebook Widgets。TwitterとFlickrのマッシュアップをしている

写真7 JavaFXで作られたFacebook Widgets。TwitterとFlickrのマッシュアップをしている

写真8 写真7と同じアプリの携帯電話版

写真8 写真7と同じアプリの携帯電話版

3Dレンダリングアプリケーション

続いて紹介されたのは,3Dレンダリングを実現したアプリケーションです。JavaFXが目指すところの1つが,JavaプラットフォームをベースにリッチなUIおよびUXを実現することであり,まさにそれが実践されたデモとなりました。

動画2 JavaFXによる3Dレンダリングのデモ

ニコニコ動画:https://www.nicovideo.jp/watch/sm3226642

写真9 JavaおよびJavaFXとRIAの相関図

写真9 JavaおよびJavaFXとRIAの相関図

JavaFX Mobile

最後のデモは,Googleが発表した携帯電話向けプラットフォームGoogle Androidの上で稼働するJavaFX Mobileアプリケーションでした。実際のデモでは,Androidエミュレータの上でJavaFX Mobileのアプリケーションを動かすもので,今後の可能性を期待させる内容でした。

写真10 Google Android上のエミュレータで稼働するJavaFX Mobileのデモ

写真10 Google Android上のエミュレータで稼働するJavaFX Mobileのデモ

JavaFXのロードマップ

3つのデモが行われた後,これからのJavaFXロードマップが発表されました。今年(2008年)7月にはJavaFX Desktop SDK Early Access Previewがリリースされ,秋にJavaFX Desktop 1.0がリリースされる予定とのことです。さらに,2009年春には,JavaFX Mobile 1.0およびJavaFX TV 1.0のリリースが予定されており,いよいよ研究開発フェーズから実装フェーズに入ったと言えるでしょう。

Project Hydrazine

その後,もう1つ新しいプロジェクトが発表されました。Project Hydrazineです。これは「クラウドコンポーネント」を元にした技術で,開発環境やクライアントフレームワーク,さらには市場や収益モデルまでも統合し,サービスコンポーネントとして提供することでユーザアプリケーションを構築していくためのプロジェクトの総称です。詳しくは追ってまたご紹介します。

写真11 Project Hydrazineの紹介

写真10 Project Hydrazineの紹介

“JAVA+YOU”が実現されている

JavaFX関連の発表の後,Sun CEO&PresidentのJonathan Schwartz氏が登場しました。同氏はinsightsというキーフレーズとともに,生活の中におけるJava,そして人のつながりにおけるJavaの存在感が高まったことを紹介。また,Sunとしてこれからもオープンな展開を積極的に進めていくと述べました。

その他,Java 6のアップデート,新しいビジネスモデルとして提案された広告モデルの話題などが紹介されました。

写真12 Rich Green氏とJonathan Schwartz氏

写真12 Rich Green氏とJonathan Schwartz氏

Java+Neil Young

最後に,スペシャルゲストとしてウッドストックを象徴するアーティストの1人,Neil Young氏が登場しました。今回参加した背景には,Bru-Ray Discを制御するシステムとしてJavaが使われており,Neil Young氏も自身のBru-Ray Discをリリースしているという関係があってのことだそうです。このつながりを,今回のコンセプトになぞらえて「Java+Neil Young」として紹介されました。

写真13 Neil Young登場!

写真13 Neil Young登場!

「見た目より中身」のGeneral Session

今回最初のGeneral Sessionは,見た目の派手さではなく,より実践的な内容が盛り込まれたものとなりました。また,Web 2.0以降の1つの概念である,参加や共有を含めた「つながり」というものを強く意識し,そのハブ的存在にJavaが存在していることを十分にアピールした内容になっていたと感じます。

JavaOne Pavilionの展示や他のセッションについては,明日以降お届けします。