「AWS re:Invent 2019」ミニレポート“re:Inventのスキマから”
003 良いアーキテクチャが良いビジネスを生み出す―「The Amazon Builders' Library」に込められたヴァーナー博士のスピリット
2012年に開催された第1回目の
The Amazon Builders' Libraryとは?
Amazon Builders' Libraryはその名前が示すとおり,
「分散システムのビルドは本当にチャレンジングな仕事だ。AWSのエンジニアたちはどうやってスケールしているのか,
現時点ではまだBuilders' Libraryに掲載されている記事の本数は多くありませんが,
- バックログキューを最小化する
- 分散システムの構築はなぜ難しいのか
- 継続的デリバリをより速く実現するには
- 分散システムにおけるフォールバックの回避
- キャッシングにおける課題とその解決法
- ヘルスチェックを実装する
- シャッフルシャーディングを使ったワークロードの分離
など,
例年,
今回のre:Inventでヴァーナー博士が発表したアップデートはこのBuilders' Libraryだけでしたか,
- AWS Amplify for iOS and Android
- Amplify Frameworkを使用して,
JavaScriptアプリに使っているのと同じカテゴリベースのプログラミングモデルでもってスマホアプリを構築可能に (オープンソースプロジェクト) - AWS Amplify DataStore
- 開発者がデータの変更を記述/読み取り/監視するための永続的デバイスストレージリポジトリ
- HTTP APIs for Amazon API gateway Preview
- REST APIよりも待ち時間が短く,
コストが低いRESRful APIを作成可能 - Amazon Neptune Workbench
- Amazon SageMakerがホストするJupyter Notebookを使用してNeptune DBクラスタを操作
- Deep Java Livrary
- Javaでディープラーニングモデルを開発するためのオープンソースライブラリ
などが新たに発表されています。にもかかわらず,
バックナンバー
「AWS re:Invent 2019」ミニレポート“re:Inventのスキマから”
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