エンジニアサポートCROSS 2014 レポート

「CROSS 2014」開催1ヶ月前 見どころ紹介(前編)

2014年1月17日(金)、Webに関する勉強会の祭典エンジニアサポートCROSS 2014が開催されます。今回と次回にわたり、3回目の開催となるCROSS2014の見どころを紹介します。

「エンジニアサポートCROSS」とは?

「エンジニアサポートCROSS(以下「CROSS⁠⁠」は、⁠複数の技術を身につけなければWebサービスは作れない=クロスしないと生きていけない」をテーマとした、Webサービスに携わる人のための技術イベントです。

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昨今、Webサービスを開発するためには、Webサーバ、データベースサーバを用意してひとつの言語でアプリを書くだけでは、時代の求める改善・運用の速度に追いつけなくなってきています。

アプリを作るのはもちろん、環境構築を自動化し、さらにそれらをクラウドに自在に展開・拡大していくことまで求められています。また、これらをよりよいものにするために各種ミドルウェアを利用して速度改善を行うとともに、ユーザの利用動向を記録・分析し体験そのものの改善までもが求められます。加えてこのような改善のために各種のミドルウェアの監視やログの収集・可視化までもが求められるようになっています。

一つひとつを身につけるだけでも大変ですが、特に難しくなってきているのが「関連情報の収集」です。サービス・システムの改善のために限られた時間の中で多くを学ばなければなりません。⁠いくらかのスキルは無駄になるのが自然」漢のコンピュータ道@nippondanjiさんも言及していますが、それでもできる限り無駄は減らしたい!

この難しい要望に対する答えが「CROSS」ではないかと思っています。CROSSのセッションはすべて複数の技術要素・異なるアプローチを取る企業でのパネルディスカッションからなっています。自分の関心のある技術要素の先駆者たちが語り合うセッションに参加することで、隣接する技術要素や組み合わせた場合のメリット、競合に見えるプロダクトを比較した場合の向き不向きなどを伺い知ることで、先の「無駄になってしまう学習」を少しでも減らすことができるのではないでしょうか。

CROSS2014の見どころ ~ペアプロ・レビュー~

CROSSでは基本的な理念として、異分野同士の交流や隣接する技術・より深い知見を得る機会の提供を掲げていますが、今年は「もう一歩ススム」場としての色合いが強くなれればと願い「クロスでススム、クロスで変わる。」をテーマとして掲げました。

そのテーマに沿ったセッションとして、CROSS2014ではペアプロ・レビューのセッションを用意しました。私自身もひとりの技術者として、日々精進しているのですが私のコードは適切なのだろうか、私のインフラのセッティングの仕方は適切なのだろうか、もっと良い方法は無いのだろうか、ということを常に自問自答しています。また、同時にそれでも仕事を進めている上での不安となっています。

銀の弾丸があるわけではないため、第一線で活躍されている方も日々模索し、状況に合わせて柔軟に対応していることだとは思いますが、⁠ある状況では、どうするのか」⁠別のある状況では、このように対応するのか」などを知ることは、明日の自分を一歩だけでもススメ、変わるための種となるのではないかと思っています。

セッションの1つ目は @kyo_agoさんがまとめてくださった「TDDの伝道師」こと@t_wadaさんと@teppeisさんによる「実況解説つき!ペアプロでわかるJavaScriptテスト入門」というセッションです。

このセッションでは、近年、JavaScriptのテストは情報やツールも増えてきており、だんだんと敷居は下がってきてはいるものの、入門記事だけではいまいちとっつきにくい方々のために、⁠JavaScriptのよくあるコード」を例としてペアでライブコーディングする様子を公開します。ネットからの質問にも随時回答がもらえるとこのことです。

2つ目は2013年11月に突如として開催され、各所で物議を醸し盛り上がった秋のエンジニアぶつかり稽古 2013の2014年初場所が @studio3104さんの調整により開催されます! まだ調整中なのですが今回はなんと「師弟対決」とのことで、実際に普段コードレビューが行われているペア3組に登壇していただき、ライブでのコードレビューとパネルディスカッションを同時に進行する予定です。

CROSS2014を100%味わおう ~グループランチ・ペア割・団体割~

CROSSは同じ時間に複数のセッションが開催されるマルチセッションのイベントです。しかし、あなたはたったの1人で、同時に1つのセッションにしか参加できません。これではもったいない!

また、ランチの時間・懇親会の時間にひとり(ぼっち)になってしまい佇んでしまうのはもったいないです。せっかくイベントに参加したのですから、たくさんの交流を通していつもの同僚とのランチ・飲み会とは違う知識の交換をしませんか。

でも突然見ず知らずのヒトに話しかけて「ランチしませんか?」って難しいと思います。そこでCROSS2014では「お年玉付きグループランチ」を用意しました。

CROSS2014のウェブサイトの右上の「login」からTwitterのアカウントで登録して、⁠グループランチに参加する」のチェックボックスを選択してください。

参加する方々をランダムで4人組にし、2014年にちなみ14組の方々に3,000円のお年玉をお渡しします。このランチを、午前中のセッションや午後予定している参加セッションの内容共有などに活かしていただければと思います。

さらに「技術者イベントは男性ばかりで参加しづらいわ」という女性の方を想定し、ペア割を用意しました。なんとなくハードルが高いけれど技術イベントに参加してみたいと思っている方は、ぜひお友達・パートナーを誘って2人で参加してみてください(もちろん、男性と女性、男性同士の組み合わせでもお使いいただけます⁠⁠。

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さらにさらに今回のCROSSでは、⁠団体割」のチケットも用意しました。このチケットは5名様以上からお申込みができ、なんと団体割特典として受付近辺に「◯◯ 御一行様」⁠図参照)という名札を掲げます!! 会社の仲間、技術者仲間や研究室の仲間と参加して、あなたの団体名をアピールしませんか?(ただし公序良俗に反する不適切な表現とされる名前は受けつけかねます)

後編では、引き続き見どころを紹介します。

(※後編は年明けに公開予定です。)

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