5月16日
スピーカーは,
写真1 ジョン・
翻訳は長谷川恭久氏,
写真2 長谷川恭久氏
「異なるブラウザでしっかりとした見た目を保ちつつ,
写真3 カリキュラムの紹介
テキストを解析してまとめる
ページを作成する際に,
そしてその情報の塊に対して名前をつけていきます。ここではマークアップの前に一般的な名前をつけてもいいでしょう。お問合せなどありがちなコンテンツだけではなく,
実際にみなさんが行っている仕事では,
これに対してジョン氏は,
実際にこういったプロセスの方が,
実際にマークアップする
こうして整理されたテキスト
- ピュアなHTMLのタグを使う。
- それ以外で表現できないものに関してはMicroformatsなどのパターン化されているものを使用する。
クラス名については,
HTMLとはコンテンツの意味を示すためのものです。そのため,
HTML5の代表的なタグ
続けて,
- header要素
- 通常ロゴやタイトルが含まれる。
- header要素には,
かならずh1要素などの見出し要素をいれなければならない。 - header要素には,
header要素, section, footer要素などを入れることができない。
- footer要素
- 利用規約や著作権情報
(コピーライト) が含まれる。 - footer要素には,
footer要素は入れてはいけない。
- 利用規約や著作権情報
- section要素
- 一番よく使用されると思われるタグ。ひとつのグループ,
ひとつのテーマで括った情報をsection要素で囲む。その際に, 考慮したいことは 「そのsection要素が何のテーマかを分かりやすくするためにセクション開始後, h2要素などの見出し要素を入れる (h1要素にしなければならないわけではない)」とのこと。 - article要素
- ブロックのように独立した記事をグループ分けしたいとき使用する。
- section要素との違いは,
以下のとおり。 - section要素:単純な情報のグループとして分ける。
- article要素:その部分の情報だけが独立しても意味を持っているものに対して適用する。
「ひとつの情報として抜き出しても情報として成立する場合はarticle要素を利用する」 ことが仕様となっているため, 捕らえ方や感覚は人によって違うという問題が起きている。section要素とarticle要素は情報をグループとして分けるということでは同じだが意味が異なってくる。 - ※ジョン氏は
「検索エンジンがインデックスするページの中で情報を抜き出す際に独立した情報なのか, それともただの構造としてのタグなのかを判断するのに適切なのではないか」 と考えているそうです。全部section要素をarticle要素にしても問題はありませんが, article要素は, そのページでどの部分が重要かを表すタグになります。つまり, 以下のように考えればよいのではないでしょうか。 - 情報としてarticle要素 = セマンテックな意味がある
- 構造としてsection要素 = セマンテックな意味がない
(従来のdiv要素と同じ)
- nav要素
- ページ内のナビゲーションを示す。
- もし特殊なブラウザがnav要素の中身を解析して特殊なナビゲーションとして別の見せ方を行うことができるようになれば,
アクセシビリティとして有効になる。 - また,
検索エンジンがインデックスする際にnav要素からサイトの構造を解析することもありえる。
写真4 section要素を解説