レポート

第2回を迎えた「察知人間コンテスト」~最終選考&授賞式レポート~

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モアイどこ置く?

続いて登場したのは,どこおく制作チームの「モアイどこ置く?」です。このアプリは,遺跡や建造物を日常の風景に重ねることで,その大きさを実感することでコンセプトとしています。アプリはカメラ画面と設定画面の2つで構成されており,カメラ画面に風景を写しながら画面下にある遺跡のアイコンを選ぶことで,画面に遺跡を表示します。設定画面には,昼夜のモード切り替えや地面の表示・非表示,カメラの高さ,対比する人物の表示・非表示などの設定が用意されています。

どこおく制作チーム

どこおく制作チーム

日常の見慣れた風景に遺跡を置くことで,新たな発見をしたり,楽しさやおもしろさを感じることができます。実際に,消防署の横にモアイを置いた写真や,道路際にスフィンクスを置いた写真を紹介しました。表示した遺跡や建造物は,加速度センサを使うことで見上げてみたり,コンパス機能によっていろいろな角度から見ることができます。視点の変更も可能で,たとえば上から見下ろすこともできます。複数の遺跡を同時に配置することも可能で,遺跡や建造物同士を比較することもできるのです。

カメラ画面と設定画面

カメラ画面と設定画面

消防署の横にモアイ

消防署の横にモアイ

デモでは会場内にモアイを登場させ,会場を沸かせました。GPSの精度の問題から,思いどおりの場所に置くことは難しいと言いますが,最大といわれている20メートルものモアイが会場に出現したのは迫力がありました。今後の課題については,ARを表示するために日常の風景を取り込む部分での実装が不十分であることを挙げました。これがうまく実装できれば,表示した遺跡などに対して自分が動くことで視点が変わり,リアルさを増すことができるとしました。

会場に出現したモアイ

会場に出現したモアイ

てづくりARすごろく♪

3番目のエントリーは,チームM.Labの「てづくりARすごろく♪」です。親子などでボードを手作りして遊べる「すごろく」で,アプリはプレイヤー設定とサイコロ,ポイント計算,そしてマスの内容をARで表示することに使います。まずは紙に道を描き,好きな場所にマスを貼り,各自のコマを用意します。マスは「10ポイントマス」⁠うれしいマス」⁠がっかりマス」⁠ふしぎマス」⁠スタートマス」の5種類が用意されています。ボードが完成したら,アプリでまず「人数」⁠世界」⁠キャラクター」⁠あがりポイント」を設定します。

チームM.Lab

チームM.Lab

世界には動物園や宇宙,遊園地などがあり,世界を選ぶことでそれに合ったキャラクターが選べるようになります。あとはアプリの表示に従って,順番にサイコロボタンを押してコマを進めていきます。止まったマスをアプリでかざすことで,マスの種類に合わせた指示がランダムに表示されます。⁠SATCH SDK」の機能によって,認識したARマスの画面表示が保持されるので,指示もじっくり確認できます。マスによってポイントが増減したり,なぞなぞや「お題」が表示され,設定したポイントに達したらゲーム終了です。

実際のボード

実際のボード

ARで内容が表示されるマス

ARで内容が表示されるマス

プレイヤーの管理やサイコロにもiPhoneを使用

プレイヤーの管理やサイコロにもiPhoneを使用

今後は「世界」「キャラクター」を増やしていくことを挙げ,また本アプリはボードを自作するため,⁠考えて工夫するようになる」⁠協力する大切さに気づく」⁠親子や友達の絆が深まる」⁠ものづくりの喜びを知る」といったメリットがあるとしました。実際に,子供達と楽しく遊んでいる動画も流され,会場がほのぼのした雰囲気に包まれました。最後に「子供達にものづくりの楽しさを教えていきたい」として,プレゼンを締めくくりました。