この度、超絶技巧プログラミングの提唱者、遠藤侑介氏による書籍『あなたの知らない超絶技巧プログラミングの世界』(技術評論社 刊)が発売されました。本書の刊行を記念し、9月28日、ジュンク堂書店池袋本店にて「遠藤侑介先生緊急サイン会」が開催されました。
著者の遠藤侑介氏は、C言語プログラムの難読化で競うプログラミングコンテスト「IOCCC」に何度も入賞しています。そのことがきっかけとなり、本書が企画されました。その内容については、まつもとゆきひろ氏の「本書に寄せて」も読める技術評論社の本書紹介ページや本書サポートサイト、遠藤氏による紹介記事をご覧ください。
今回のサイン会には、学生を含めた、幅広い年齢層の方が訪れました。会場ではサインはもちろんのこと、IOCCCについての質問や、遠藤氏が持参したRubyのプログラムが刻まれている「記念碑Quine」についての話が交わされるなど、終始なごやかな雰囲気の中サイン会が行われました。また、中には、遠藤氏が翻訳者の一人として携わっている『型システム入門 プログラミング言語と型の理論』へのサインもお願いしていた方もいました。
遠藤氏は、一つのプログラミング言語をある程度学習した方ならば本書を楽しめるはずだと話していました。さらに今回、発売にあたって次のコメントをいただきました。
「実用性」という枠にとらわれずにプログラミングを楽しむ『超絶技巧プログラミング』の本です。約40個の不思議なプログラムを眺めるだけでも楽しめると思いますし、実装解説を読んで自分で作ってみればさらに楽しいはず。とにかく、間違いなく他の本では読めない内容が満載です。「アスキーアートでプログラムを書く方法」「Quine(自己生成プログラム)を書く方法」「IOCCCやTRICKなど難読化で競い合うプログラミングコンテスト」などに興味があれば、ぜひお手に取ってみてください。
12月には、RubyKaigi 2015のプログラムの一つとして、Rubyの難読化で競うプログラミングコンテスト「TRICK 2015」(第二回 超絶技巧 Ruby 意味不明コンテスト in RubyKaigi)も開催されます。現在コンテストプログラムを募集中ですので、ぜひ本書を読んで挑戦してみてはいかがでしょうか。
なお、本書のハッシュタグは「#超絶技巧プログラミング」です。ぜひ本書の感想をブログやTwitterなどに書いていていただければ幸いです。