レポート

「PyCon China 2019 Beijing」参加レポート

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筆者のトーク

Interactive Data Visualization With Dash

小川英幸

PyCon JPでも可視化フレームワークDashを利用した発表を行ったのですが,北京でもDashでプレゼンテーションツールを作成しました。日本では日本のオープンデータを用いましたが,中国のデータを探そうとしましたが時間もなく,外部データは最近中国が一番になった日本の海外からの旅行者のデータを用いました。内容は,データ分析ではデータを可視化して観察する部分が重要で,それをインタラクティブにさまざまなツールを用いてインタラクティブに行うと,これまで以上に発見がある上,データ分析の知識があまりない人への説得にも使えるというものでした。

筆者のセッションの模様

筆者のセッションの模様

会場では質問を2つに限定されていました。1つは答えられませんでした。プレゼンの最後にWeChatのアカウントを載せておいたら,それに案外質問が来て驚きました。他のプレゼンターは皆さんQRコードでWeChatのアカウントを大きくプレゼンの最後に掲載されていました。日本の勉強会でも発表の最後にLINEのアカウントを載せて反応があるか試してみたいですね。

ちなみに,PyCon Chinaは中国語でないと発表できないらしいとの噂も聞きましたが,英語でも全然大丈夫だとのことでした。

イベント全体の印象

みんな話すのが非常にうまいというのが第一の印象です。すらすらと速いテンポで話が進んでいきました。あと,自分のセッションの前に「カメラで撮ってるからできるだけ動かないでね」とスタッフの人からいわれました。皆さん言われていたと思うのですが,大体の人が演台の真ん中まで出てきて話していました。みんな話すのがうまいので「学校でプレゼンの授業とかあるのですか?」と聞いたところ,⁠たぶんみんな自分で練習しているのでしょう」という回答をいただきました。

参加者の様子

参加者の様子

内容は,ここでは実践的なものしか紹介しませんでしたが,ASTや型チェック,それにFPGAまで,話題は多岐にわたりました。これをすべて理解できる人がいるのか?という感じですが,自分の知らないことが聞けるというのは1レーンのイベントの良いところで,いろいろな話題が聞けて面白かったです。

FPGAのセッション

FPGAのセッション

イベントの参加者は20~30歳の人がメインで,若々しい印象を受けました。PyCon JPに比べて女性の参加者の比率が高く,発表者も11人中3人と多い印象を受けました。中国は女性のプログラマが多いのかと思い質問してみたところ,企業のプログラマの女性の割合は10人中1人くらいではないかとのことで,日本と比べて比率が高いということはなさそうでした。

スピーカーの集合写真

スピーカーの集合写真

まとめ

以上のような感じで,海外カンファレンス初参加と初トークをこなしました。中国語がほぼ分からない状態で行ったのですが,スタッフの皆様に手伝っていただけたこと,あとたまたまスタッフで参加された郭さんが日本語が話せる人で,大変助かりました。スタッフの皆さん,郭さんのおかげで無事プレゼンも終えることができました。Pycon China 北京のみなさんありがとうございました!

参加者の中には日本語が話せる人やアニメを見て,話せないけど何を言っているかは分かるという方が何人かおられました。また,中国の街中では英語はほぼ通じませんが,イベントに来ている人だと半分くらいは私より流ちょうに英語を操られている感じでした。

注目セッションでとりあげた王さんが金融データの分析の本を出しておられて,現地でも販売していたのですが,QRコードのペイメントしか支払いはできないとのことでどうしようかなと思っていると,スタッフの方が「プレゼントするよ!北京へようこそ!」とプレゼントしてくださりました。ありがとうございました。王さんとは関係者の打ち上げで,少し話してWeChatを交換して,金融データ分析のグループにも入れてもらいました。

王さんの著作

王さんの著作

あと,中国の新しい技術を取り込むスピードの速さに関して話す機会があったのですが,日本の場合は古い技術も世話しながら新しい技術を入れないといけないけど,中国の場合,古い技術がないので新しい技術を使うしかないという話を聞きました。この辺興味深いところです。

来年の開催の話を聞いたところ,中国のどこか1ヵ所で集まって開催することも検討されているとのことでした。来年はもっと中国語力を上げて参加できたらなと思います。中国絡みのお仕事も募集中です。

著者プロフィール

小川英幸(おがわひでゆき)

京都在住。合同会社長目 FOUNDER&CEO。金融データの分析をきっかけにPythonを使い始める。データ分析をメインにPythonを用いていたが,最近はウェブアプリケーションも扱う。

データ分析を分かりやすく行うことで,データの活用が進むのではないかという発想のもと,可視化フレームワークDashに関してPyConJP2019,PyCon China 北京2019でプレゼンテーションを行う。外部のデータ分析の仕事もたまに受ける。

最近はC++を学習中。はんなりPythonの会,Python Kansai主催。証券アナリスト資格保有。