3D立体写真で見る宇宙
Part.1 天体の運動や位相変化を利用した3D写真
カメラを二つ横に並べて同じ構図で同時に撮影し,
ところが一部の天体,
1.木星食
月は約27日で天空を一周します。星に比べて見かけの移動速度が大きく,
2.木星
木星の1日はおよそ10時間です。望遠鏡で観測すると,
3.土星
地球と同じように土星の自転軸は公転面に対して傾いています。このため土星を観測すると毎年環の傾きの変化していく様子が分かります。この写真は1年をおいて撮影した2枚を組み合わせたものです。
このように太陽系の天体では,
それでは見え方に変化のない星々では立体写真を作ることはできないのでしょうか?
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バックナンバー
3D立体写真で見る宇宙
- Part.4 HSTの写真にチャレンジ
- Part.3 星雲星団や銀河を3Dにする
- Part.2 画像処理で星座を3Dにする
- Part.1 天体の運動や位相変化を利用した3D写真