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第464回 知っておくべきLibreOfficeの便利な機能 Calc編

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今回はLibreOffice Calcの便利な機能をざっくばらんに紹介します。

LibreOffice CalcとApache OpenOffice Calc

第455回に続き,LibreOffice Calcの便利な機能,もっといってしまえばApache OpenOfficeにはない機能を紹介していきます。もちろんたくさんあるため,ここで紹介できるのはごく一部だけです。

使用するLibreOfficeのバージョンは特に注記がない限り5.2.6です。現在は5.3.1もリリースされていますが,対象とはしません。ただし,5.3でも有用ではなかろうかと思います。

関数

関数に関しては第438回で取り上げましたので,そちらを参照してください。

破線

ご存じの方も多いと思うのですが,OpenOffice.orgもApache OpenOfficeも罫線に破線を選択することができません。しかし,LibreOfficeであれば破線を選択できます図1)⁠特に日本では破線を多用するので,これだけでもLibreOfficeを選択する理由になるくらいのインパクトがあるといっていいでしょう。

図1 破線が選択できる

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均等割付

LibreOfficeは,セルの均等割付にも対応しています図2)⁠これもやはりOpenOffice.orgでもApache OpenOfficeでも対応していません。

図2 均等割付も選択できる

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数式バーの複数行入力

数式バーの横にある三角アイコンをクリックすると,複数行で入力できるように広がります図3)⁠これで長い数式を簡単に入力したり,確認できるようになります。

図3 これだけ広がると入力や確認が簡単になる

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並び替えキーの制限撤廃

Apache OpenOfficeでは[データ][並び替え条件][並び替えキー]が3つまでしか設定できないという制限がありました。しかしLibreOfficeでは,これが撤廃されました。デフォルトでは3つしか表示されませんが,3つとも設定すると4つ目が追加され,4つ目を設定すると5つ目が追加され,と必要な分だけ増加できるようになりました。

コンテキストメニュー(右クリックメニュー)の変更

LibreOffice Calcのコンテキストメニューには[形式を選択して貼り付け]のほか,⁠形式を限定して貼り付け]が追加されています。さらに[テキスト][数値][数式]から選択できます。ようするに[形式を選択して貼り付け]の機能限定版ですが,使用頻度が高いものばかりなので希望の書式に簡単に貼り付けできるようになっています。

また,複数のセルを選択した状態でコンテキストメニューを表示すると,セルの結合ができるようにもなっています。

オートフィルターの強化

オートフィルターのUIは完全に書き直されました図4)⁠指定する条件が細かくなったこと,複数の条件が選択できるようになったこと,元の状態(何も選択してない状態)に戻すことが簡単になったなどの違いがあります。

図4 オートフィルターは項目が増え,複数の条件が選択できるようにもなった

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条件付き書式

条件付き書式については第262回で取り上げましたが,5.2ではさらに強化されています。カラースケール,データバー,アイコンに対応していますし,日付だけを簡単に強調できるようにもなりました。

連続データからセルのフィルへ

LibreOfficeの古いバージョン(4.4以前)やApache OpenOfficeでは[編集][連続データ]で連続データを生成していましたが,5.1以降は[シート][セルのフィル][連続データの作成]に移動しました。また,乱数も生成できるようになっています。サンプルデータを作る場合に便利でしょう。

著者プロフィール

あわしろいくや

Ubuntu Japanese Teamメンバーで,主として日本語入力関連を担当する。特定非営利活動法人OpenOffice.org日本ユーザー会。LibreOffice日本語チーム。ほか,原稿執筆も少々。

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