かんたんプログラミングシリーズかんたんプログラミング
Excel2003 VBA 応用編

[表紙]かんたんプログラミング Excel2003 VBA 応用編

紙版発売

B5変形判/368ページ/CD1枚

定価2,838円(本体2,580円+税10%)

ISBN 4-7741-2094-4

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書籍の概要

この本の概要

Excel VBA入門書の決定版。Functionプロシージャや配列・定数・ユーザー定義型変数などの応用文法はもちろん,メニューやツールバーの操作,ファイルやフォルダの操作,エラー処理,XMLなどを詳細に解説。Excel VBAプログラミングの総仕上げに,活用してください。

こんな方におすすめ

  • 仕事でExcelやExcel VBAを使っている方
  • 実務レベルのExcel VBAプログラミングに興味がある方

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エンドユーザープログラミング時代の到来
Excel 2000 VBAから始まり,Excel 2002 VBA,Excel 2003 VBAと改訂を重ねているExcel VBA学習書の決定版,『かんたんプログラミング Excel VBA』シリーズの著者,大村あつし氏に,Excel VBAの変遷と学習の意義について寄稿していただきました。

目次

第1章 プロシージャの連携とユーザー定義関数

  • 1-1 プロシージャの部品化
    • サブルーチンとは?
  • 1-2 引数付きでプロシージャを呼び出す
    • 引数付きサブルーチンを体験する
    • 引数付きサブルーチンの特徴
    • サブルーチンに引数を渡すときの注意点
  • 1-3 ほかのブックのプロシージャを呼び出す
    • Callステートメントを使ってプロシージャ呼び出しを明示する
    • 参照設定でほかのブックのプロシージャを呼び出す
    • Runメソッドでほかのブックのプロシージャを呼び出す
    • パスを指定してほかのブックのプロシージャを呼び出す
  • 1-4 同一ブック内のプロシージャ呼び出しの制限
    • ほかのモジュールにあるプロシージャを呼び出せなくする
    • Privateキーワードを自動的に挿入する
    • 同じ名前のプロシージャがある場合の呼び出し方法
  • 1-5 参照渡しと値渡し
    • 参照渡しで引数を渡す −ByRefキーワード
    • 値渡しで引数を渡す −ByValキーワード
    • 実引数をかっこで囲むと値渡しとなる
  • 1-6 プロシージャを強制終了する
    • Exit SubステートメントとEndステートメント
    • Endステートメントのもう1つの機能
  • 1-7 Functionプロシージャ
    • プロシージャの種類
    • Functionプロシージャの役割
    • Functionプロシージャを作成する
  • 1-8 ユーザー定義関数
    • 引数が1つのユーザー定義関数
    • 引数が複数のユーザー定義関数
    • ユーザー定義関数の制約
    • ユーザー定義関数を自動再計算関数にする
    • 数式とプロシージャの処理速度
    • ユーザー定義関数の分類を変更する
  • 重要事項の確認/練習問題

第2章 イベントプロシージャ

  • 2-1 イベントプロシージャを作成する
    • イベントプロシージャとは?
    • イベントプロシージャを体験する
    • イベントプロシージャを作成する
    • イベントプロシージャの仕組み
    • オブジェクト名(CodeName)とシート名
  • 2-2 ブックのイベント
    • ブックのイベントの種類
    • 新しいシートを作成したときに発生するイベント
    • ブックを閉じるときに発生するイベント
  • 2-3 シートのイベント
    • シートのイベントの種類
    • シートをアクティブにしたときに発生するイベント
    • セルの値が変更されたときに発生するイベント
    • 選択範囲を変更したときに発生するイベント
  • 2-4 アプリケーションのイベント
    • アプリケーションのイベントの種類
    • アプリケーションのイベントプロシージャを作成する
    • アプリケーションのイベントプロシージャのコード
    • クラスとインスタンス
  • 重要事項の確認/練習問題

第3章 エラー処理と高度なデバッグ

  • 3-1 エラーを適切に処理する
    • エラーが発生した場合に備える
    • ON Error GoToステートメント
    • On Error Resume Nextステートメント
    • ON Error GoTo 0ステートメント
    • Resumeステートメント/Resume Nextステートメント
  • 3-2 エラー番号とエラー内容を調べる
    • Err.NumberとErr.Description
    • エラーの種類によって処理を分岐する
  • 3-3 値をイミディエイトウィンドウに出力する
    • Debugオブジェクト
  • 3-4 ステップモードでデバッグを行う
    • ステップイン
    • ステップオーバー
    • ステップアウト
    • カーソル行の前まで実行
    • 次のステートメントの設定/表示
  • 3-5 ウォッチウィンドウでデバッグを行う
    • ウォッチウィンドウを体験するためのサンプルプロシージャ
    • 変数をウォッチ式に追加する
    • 変数の値をウォッチウィンドウで観察する
    • ウォッチ式の内容に応じてプロシージャを中断する
  • 3-6 ローカルウィンドウでデバッグを行う
    • 変数の値をローカルウィンドウで観察する
  • 3-7 [呼び出し履歴]ダイアログボックスでデバッグを行う
    • [呼び出し履歴]ダイアログボックスで処理の流れを追う
  • 重要事項の確認/練習問題

第4章 VBAの上級文法

  • 4-1 配列の基本構文
    • 規則性のある複数のデータは配列変数に格納する
    • 配列変数のインデックス番号の下限値を「1」にする
    • 配列処理の高速化と配列の初期化
  • 4-2 動的配列
    • ReDimステートメントで動的配列を定義する
    • 配列の要素数を求める
    • 配列の値を保持したまま要素数を変更する
  • 4-3 2次元配列
    • 2次元配列の基本的な使い方
    • 2次元配列に対するFor Each...Nextステートメント
    • セル範囲の値をバリアント型変数に代入する
  • 4-4 ユーザー定義型変数
    • Typeステートメントを使う
  • 4-5 プロシージャレベルの静的変数
    • Staticステートメントを使う
  • 4-6 ユーザー定義定数
    • Constステートメントを使う
  • 重要事項の確認/練習問題

第5章 画面表示と組み込みダイアログボックス

  • 5-1 Excelのタイトルバーの文字列を変更する
    • ApplicationとWindowオブジェクトのCaptionプロパティ
  • 5-2 ウィンドウやExcelの表示位置とサイズを変更する
    • ウィンドウをウィンドウ枠に合わせて表示する
    • Excelを画面の表示領域外に表示する
  • 5-3 画面のちらつきを抑止する
    • プロシージャの実行中に画面表示の動きを停止する
  • 5-4 確認/警告メッセージを非表示にする
    • シートの削除確認のメッセージを非表示にする
  • 5-5 ステータスバーにメッセージを表示する
    • ステータスバーに処理の進捗状況を表示する
  • 5-6 組み込みダイアログボックス
    • Excel2003の組み込みダイアログボックスを開く
    • ダイアログボックスの初期値を変更して表示する
    • Showメソッドの戻り値を利用する
  • 5-7 ダイアログボックスで指定されたファイル名を取得する
    • GetOpenFilenameメソッドで[ファイルを開く]ダイアログボックスを開く
    • GetSaveAsFilenameメソッドで[名前を付けて保存]ダイアログボックスを開く
  • 重要事項の確認/練習問題

第6章 メニューバーとツールバーの操作

  • 6-1 コマンドバーの階層構造
    • Excel2003ではメニューもツールバーもコマンドバー
  • 6-2 Excel2003のコマンドバーと組み込み機能を取得する
    • Excel2003のコマンドバーを取得する
    • Excel2003の組み込み機能を取得する
  • 6-3 コマンドバーの作成とマクロの登録
    • ツールバーを作成する
    • ツールバーボタンに自作のマクロを登録する
    • コンボボックスコントロールに自作のマクロを割り当てる
    • 標準の「Worksheet Menu Bar」をカスタマイズする
    • 自作のツールバーを「Worksheet Menu Bar」と置き換える
    • 既定のショートカットメニューをカスタマイズする
    • ユーザー定義のショートカットメニューを表示する
  • 6-4 コマンドバーに関するそのほかのテクニック
    • すべてのコマンドバーを非表示にする
    • メニューを淡色表示にする
    • メニューのチェックマークのオン/オフを切り替える
  • 重要事項の確認/練習問題

第7章 グラフの操作

  • 7-1 データ範囲と系列を指定してグラフを作成する
    • データ範囲と系列を指定する
    • グラフの種類を変更する
  • 7-2 グラフタイトルを設定する
    • グラフタイトルの文字列を設定する
    • グラフタイトルの配置位置を設定する
  • 7-3 軸と目盛線を設定する
    • 横棒グラフの項目軸を反転する
    • 軸ラベルを設定する
    • 目盛線を設定する
  • 7-4 凡例とデータテーブルを設定する
    • 凡例を設定する
    • データテーブルを設定する
  • 7-5 データラベルを設定する
    • 散布図にデータラベルを表示する
  • 7-6 データ系列とグラフ種類グループを設定する
    • データ系列を参照する
    • SeriesオブジェクトのコレクションはSeriesCollectionコレクション
    • グラフ種類グループを参照する
  • 7-7 データ要素とマーカーを設定する
    • データ要素を参照する
    • マーカーを参照する
  • 重要事項の確認/練習問題

第8章 ファイルの操作

  • 8-1 テキストファイルの種類とテキストファイルウィザード
    • テキストファイルの種類
    • 手作業でテキストファイルを開く
  • 8-2 OpenTextメソッドでテキストファイルを開く
    • カンマ区切りのテキストファイルを開く
    • カンマ+スペースで区切られたテキストファイルを開く
    • 数値データを文字列として取り込む
    • 固定長フィールド形式のテキストファイルを開く
  • 8-3 ブックを開かずにテキストファイルの入出力を行う
    • ブックを開かずにテキストファイルを読み込む
    • 文書形式のテキストファイルを読み込む
    • ワークシートの内容をCSV形式で保存する
    • ワークシートの内容を文書形式で保存する
  • 8-4 ファイルを操作するステートメントと関数
    • フォルダ内のファイルを削除する
    • フォルダ内のファイルを複数検索する
    • フォルダとファイルの操作に関するキーワード一覧
  • 8-5 検索したファイル名をソートする
    • FileSearchオブジェクトを利用する
  • 8-6 ファイルシステムオブジェクト
    • ファイルシステムオブジェクトの構成要素とコマンド
    • FSOを構成するオブジェクトとプロパティ,メソッドの一覧
    • ファイルシステムオブジェクトを使うためには
    • ドライブの容量を調べる
    • ドライブの種類を調べる
    • デバイスの準備ができているかを調べる
    • サブフォルダを取得する
    • フォルダ内のファイルとサブフォルダの合計サイズを取得する
  • 8-7 アドインファイルの作成と活用
    • アドインファイルを作成する
    • アドインファイルのマクロを実行する
    • アドインの組み込みと解除
  • 重要事項の確認/練習問題

第9章 ほかのソフトとの連携

  • 9-1 ExcelとWordの連携
    • ActiveXオートメーションとは?
    • オートメーションサーバーへの参照の設定
    • 実行時バインディングと事前バインディング
    • 事前バインディングでWordオブジェクトをリモートコントロールする
    • ExcelのワークシートをWordの定型文書に転送する
    • すでに起動している外部アプリケーションにアクセスする
  • 9-2 VBAでほかのプログラムをリモートコントロールする
    • Shell関数とSendKeysステートメントでメモ帳をリモートコントロールする
    • Shell関数を使う
    • Shell関数を使う際の注意点
    • Shell関数で起動したアプリケーションが終了するまで待機する
    • 電卓が起動していなかったら電卓を起動する
  • 重要事項の確認/練習問題

第10章 データベースの活用

  • 10-1 オートフィルタとフィルタオプションの設定
    • AutoFilterメソッドで目的のデータを抽出する
    • AutoFilterメソッドを引数なしで実行する
    • AutoFilterModeプロパティの特性
    • AutoFilterメソッドで数値の末尾を検索する
    • AdvancedFilterメソッドでリストを変化させる
    • AdvancedFilterメソッドの結果を別領域に転記する
    • AdvancedFilterメソッドで重複データを取り出す
    • AdvancedFilterメソッドで顧客別売上データを作成する
  • 10-2 ADOの活用
    • ADOとは?
    • ADOのオブジェクトとコレクション
    • VBAからADOを操作するには
    • ExcelのシートにAccessのテーブルを表示する
    • データリンクファイルで接続する
    • SQLでデータを抽出する
  • 10-3 ListObjectオブジェクトの応用
    • リストとは?
    • ListRowオブジェクトで行を操作する
    • ListColumnオブジェクトで列を操作する
    • リストの集計行を操作する
  • 重要事項の確認/練習問題
  • チャレンジ! 『超能力ゲーム Read your mind!』
  • チャレンジ問題

付録

  • 付録1 本書および付属CD-ROMの利用の前に
    • サンプルブックのインストール方法
    • パーソナルメニューについて
    • VBA(Visual Basic for Applications)のインストール方法
  • 付録2 トラップできるエラーの番号とメッセージ
  • 付録3 Excel2003の組み込みダイアログボックス一覧
  • 付録4 Excel2003コマンドバー一覧
  • 付録5 CommandBarControlオブジェクトのインデックス番号・機能一覧
  • 付録6 FaceId一覧
  • 付録7 Visual Basicの組み込み定数一覧
  • 付録8 XMLの基礎知識
  • 付録9 練習問題の解答

著者プロフィール

大村あつし(おおむらあつし)

Excel VBAが上陸した直後から啓蒙活動を始めた先駆者であり,『VBAest(ブイビエスト=「VBAをする人」と「VBAの最上級」を意味する造語)』の愛称を持つ。代表作である『かんたんプログラミング Excel VBA』シリーズでは「プログラムと図解の融合」に取り組んだが,そのほかにも,「即効性の高いExcelマクロ集」「Excel VBAとWin32 API」など,のちにブームとなる数々の革新的な解説書を世に送り出してきたことから『過去10年でもっとも成功したITライター』と評され,活動の幅をテレビにも広げている。パソコン関連書籍だけでなく,『人生は数式で考えればうまくいく』(サンマーク出版)などビジネス系の著書も多い。

URLhttp://www.fushicho.com