100万人から教わったウェブサービスの極意
―「モバツイ」開発1268日の知恵と視点
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2012年1月10日紙版発売
2012年4月23日電子版発売
藤川真一 著
四六判/248ページ
定価1,738円(本体1,580円+税10%)
ISBN 978-4-7741-4967-7
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書籍の概要
この本の概要
ユーザー数150万人を誇るウェブサービス「モバツイ」。ケータイ電話からツイッターに接続するサービスとして定番中の定番ですが,元々は会社勤めのエンジニアだった藤川真一さんが一人で始めたものです。ウェブサービスやアプリを作ってみたいという人はたくさんいます。しかし,成功するサービスはほんの一握りです。やる理由よりもやらない理由のほうがたくさんある中,いかにしてサービスを成長させて,ユーザーとの絆を作っていくのか。ウェブとソーシャルとプラットフォームの最前線からモバツイ成功の秘密が初めて語られます。
こんな方におすすめ
- ウェブサービスやアプリの開発者の方
- 独立志望のエンジニアの方
- 企業のウェブ・ツイッターの担当者の方
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- ウェブサービスにかけたエンジニアの話
- パソコンからもケータイからもいつでも情報発信ができて,誰とでもつながることができるツイッター。ツイッターをより快適に,より楽しく使えるように工夫されているソフトがツイッタークライアントです。
目次
第1章 僕の起動はウェブ2.0からだった
- ウェブ業界も製造業と同じ道をたどってきた
- 知らず知らずのうちにプラットフォーマーの傘の中に
- フロンティア精神から,ガチッとした構造の時代へ
- 多くの屍の中で成功するデザインパターンが生まれた
- ウェブ2.0は瞬間風速のバズワードではない!
- 新たなサービスは「組み合わせ」と「仕組み」から生まれる
- トップをめぐる争いは新たな舞台の上でずっと続く
第2章 ツイッターがメジャーになった理由の僕なりの分析
- シンプルなようで意外と複雑なツイッター
- リアルタイムのように見えて実は"非同期同期"
- おっさんのモバゲーになったのは大人にとって心地よかったから
- 有名人や芸能人とも相性がよかった
- ボケとツッコミの関係から,徐々に緊張が高まるように
- 半年で飽きると思われていたツイッター
- 再発見されたツイッターの強み,抱えている弱み
- 「非公式リツイート」のドタバタで僕が考えたこと
- 大震災でツイッターが果たしたプラスとマイナスの役割
- 小さく小さく分断された世界の集合体
- 企業アカウントが「擬人化」されてファンを集めることも
- ツイッターとマーケティングのハッピーなかたちを探して
- ラベルに過ぎないハッシュタグにも人の感情がこもっている
第3章 主戦場のモバイルで,今思うこと
- モバイルは「普通のユーザー」にとってのインターネットへの入口
- 大きく成功したのは"一般人"向けのケータイインターネット
- ガラケービジネスはスマートフォンビジネスに置き換わる
- 猫も杓子もスマートフォンでは,携帯デバイスの本質を見失いませんか?
- 今の楽しさが求められるから,携帯と相性がよかった
- イベントから吐き出されるものをシェアする役目
- つながりにくさの中で生まれた発想
- スマートフォンの甘く危険なニオイ
- スマートフォンをめぐる争い 現場の見方は?
- ブツ切れだったネット同士が融合していくと
第4章 モバツイの開発を通して僕が実感したソーシャル
- やらない理由はいくらでもある中で,「やってみよう」と思えた
- 本当にうれしかった"ソーシャルデバッグ"の経験
- 爆発的にユーザー数が増える一方で寂しさもあった
- 成長したサービスには二通りのユーザーがいる
- 一定のサイズになればユーザーからの反発は必ず起きる
- 「やるなら早いうちに」は本当のこと
第5章 一人で始めたサービスがここまで大きく育った理由
- 毎日使ってくれる10人をスタートの拠点に
- レッドオーシャンに参入してはいけない?
- お互い顔が見えている時期にやるべきこと
- どんなウェブサービスにも当てはまる「笑顔と感動」
- いつも頭に入れている仕様変更のときの心構え
- 手応えがほしい その気持ちから寄付を募る
- 僕がアマゾンEC2を選んだ理由
- 二つの賞の受賞は続けてきたことへのご褒美
- なぜ150万人のサービスに育ったのか,理由は三つしかない
第6章 どうする!? プラットフォームとの距離感
- プラットフォームに乗ること,プラットフォームを作ること
- 集客動線に紐づくゆるい関係のプラットフォーム
- 携帯電話,スマートフォンの独自の利用シーンから成るプラットフォーム
- SNSによる人間関係をベースにしたプラットフォーム
- プラットフォームとしてはパワー不足が否めない
- イノベーションを狙うニューカマー
- どの針路をとるにしても最後はあなた次第
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