ポケットリファレンスシリーズRuby on Rails 3ポケットリファレンス

[表紙]Ruby on Rails 3ポケットリファレンス

紙版発売
電子版発売

四六判/528ページ

定価3,058円(本体2,780円+税10%)

ISBN 978-4-7741-4980-6

ただいま弊社在庫はございません。

本書の新版が発行されています。

→学校・法人一括購入ご検討の皆様へ

この本の概要

13年のロングセラーシリーズ・ポケットリファレンスにWebアプリケーションフレームワークの新定番であるRuby on Rails 3が新登場。逆引き形式で目的の情報をすぐ探せて,サンプルコードを見ながら具体的な実装のイメージがつかめます。Rails3.1以降に対応,標準ライブラリとなったjQueryやCoffeeScriptの話題もフォローしています。開きやすい特殊製本とめくりやすい用紙を採用して検索性も抜群。定番解説書である『Ruby on Rails 3 アプリケーションプログラミング』の著者・山田祥寛氏による,現場で役立つ信頼の1冊です。

こんな方におすすめ

  • Ruby on Rails 3でできることを目的から知りたい方
  • Ruby on Rails 3でできることをてっとり早く俯瞰したい方

著者の一言

Ruby on Rails(以降,Rails)1.0がリリースされたのが2005年12月のことですから,まだまだ誕生したばかりと思っていたRailsも,既に6年以上の年輪を刻んでいることになります。変遷の激しいこの世界から見れば,もう十分に枯れたフレームワークといっても良いはずなのですが,Railsにはそうした雰囲気を感じさせないところがあります。それもRailsが未だもって意欲的に変革を求め,他のフレームワークに対して強い影響を与え続けているからでしょう。

2007年12月にリリースされたRails 2は,Rails 1に対してさまざまな機能を建て増していったバージョンでした。RESTfulインターフェイス,国際化機能,Rack対応などなど,現在のバージョンの基礎ともなる機能が,このバージョンで追加されています。

2010年8月にリリースされたRails 3.0では,それまでの一枚岩な構造を捨てて,Modularity(モジュール志向)を強く打ち出しています。これによって,Rails 3では目的に合ったコンポーネントの選択が簡単に行えるようになりました。また,ルーティングやActive Recordのクエリ記法が再設計され,より自然なコードの記述が可能になっています。Rails 3.0はRails 2の路線を引き継ぎつつも,新たな要素を意欲的に盛り込んだ躍進のバージョンであるといえます。そして,最新のRails 3.1ではCoffeeScript/SCSSの標準搭載によって,クライアントサイド開発に対する新たなアプローチを提案しています。

Railsは,まだまだ熱く,パラダイムを語り続けるフレームワークなのです。

本書は,このように進化を続けるRails 3について,よく利用するであろう機能を厳選して,逆引きリファレンスの形式で紹介する書籍です。執筆にあたっては,あまたあるRailsの潤沢な機能に,できるだけ目的からたどりつきやすいように心がけました。Railsを利用したアプリケーション開発にあたって,本書が座右の一冊となれば幸いです。

著者プロフィール

山田祥寛(やまだよしひろ)

千葉県鎌ヶ谷市在住のフリーライター。Microsoft MVPfor ASP/ASP.NET。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。書籍執筆を中心に,雑誌/ サイト記事,取材,講演までを手がける多忙な毎日。最近の活動内容は公式サイトを参照。