統計思考の世界
~曼荼羅で読み解くデータ解析の基礎

この本の概要

統計学をはじめて学ぶ者にとって,いま学んでいる統計学がどこに位置するのか,問題解決に適切な統計手法を選んでいるのか,広大な統計学の世界では,全く闇の中でしょう。みなか先生はそんな広大な統計学の世界を一枚の絵にしました。それが「統計曼荼羅」です。本書は長年にわたる先生の「講義録」-「統計曼荼羅の世界」を分かりやすい一冊に凝縮しました。どんな統計手法があるのか,相互関係はどうなっているのか,本書で統計学の世界を鳥瞰します。できるだけ広く遠く統計学の裾野を見渡し,統計データ解析のさまざまな “顔” をお見せします。統計ツールや数学よりも,もっと大切な「武器としての統計学」を知ることになるでしょう。

こんな方におすすめ

  • 統計学を学ぶ学生,統計に興味のあるすべての人に

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著者プロフィール

三中信宏(みなかのぶひろ)

国立研究開発法人農研機構・農業環境変動研究センター専門員/東京農業大学客員教授.1958年,京都市生まれ.東京大学大学院農学系研究科修了.農学博士.専門は生物統計学および生物体系学.著書:『系統体系学の世界』(勁草書房,2018),『思考の体系学』(春秋社,2017),『みなか先生といっしょに統計学の王国を歩いてみよう』(羊土社,2015),『系統樹曼荼羅』(NTT出版,2012),『文化系統学への招待』(共編,勁草書房,2012)他,訳書:マニュエル・リマ『The Book of Circles ─ 円環大全』(ビー・エヌ・エヌ新社,2018),マニュエル・リマ『The Book of Trees ─ 系統樹大全』(監訳,ビー・エヌ・エヌ新社,2015),キャロル・キサク・ヨーン『自然を名づける』(共訳,NTT出版,2013),エリオット・ソーバー『過去を復元する』(勁草書房,2010)他.