『Pythonエンジニア養成読本』読書会便り ~基礎やTipsから質疑応答の内容まで~

第4回 入門Webアプリケーション開発

この記事を読むのに必要な時間:およそ 5 分

質疑応答

最後に全体を通して質疑応答をしました。

  • Q:フォームでのXSS対策はどうするのか?
    • A:Bottleはセキュリティ対策は自前で作成するか,サードパーティーのパッケージを使用する必要がある。DjangoはXSS,CSRF等々一通りのセキュリティ対策の機能を持っている。しかし,シンプルなWebアプリケーションを作成するときにDjangoを使うのは面倒な場合もある
  • Q:フォームライブラリはどれ使えばよいのか?
    • A:DBはSQLAlchemyで決まりでよいが,フォームにどれ(ここではWTForms)を使用するかか決めるのは苦労した。ライブラリを探すときにはGitHubを見たり,GoogleやStack Overflowを検索して参考にして決めてる。また,勉強会などに参加して詳しい人に聞くこともお勧め。
  • Q:Bottleでサーバを起動するときのapp.pyというファイルのファイル名は決まっているのか?
    • A:ファイル名はどんなものでもよい。コンソールから起動するので以下のように記述する必要がある。

コンソールから起動するスクリプト

if __name__ == `__main__:
    # ここに動作を書きます
  • Q:プロトタイプ作成時はapp.pyなどから実行でよいが,実環境ではどのように実行するのか?
    • A:Bottleをプロダクションで使ったことがない。おそらくGunicornなどのWebアプリケーションサーバを使用する。

ビアバッシュ(懇親会)

写真5 ビアバッシュ!!

写真5 ビアバッシュ!!

読書会の終了後はビールとピザによるビアバッシュ(懇親会)です。Pythonに関連したりしなかったりといった会話のあとに,ライトニングトーク大会を行いました。

トップバッターは著者の一人でもある清原弘貴@hirokikyさんは自身が発表者として参加するイベントの告知です。すでに終了しましたがBPStudy#96 日経電子版 開発内製化への取り組みの第二部で「価値を届けるための技術」というタイトルで発表をするという話でした。

ライトニングトーク2番目はこちらも著者の嶋田健志@TakesxiSximadaさんによるイベントの告知です。1つはこの記事公開時にはすでに終了していますが,SoftLayer Bluemix Summit 2015です。このイベント「NASAをHack! Bluemix+Pythonを駆使した宇宙人探し奮闘記」というタイトルで発表を行ったようです。

もう1つはPyCon JP 2015のチュートリアル【初心者向けPythonチュートリアル】Webスクレイピングに挑戦してみようという講座を行うことが紹介されました。このチュートリアルは前半はPythonエンジニア養成読本の内容をベースに進めて,後半はWebスクレイピング(Webサイトの内容を解析してデータを抽出する)という実用的なものです。

チュートリアルは現在チケット発売中です(別途PyCon JPの参加チケットも必要です⁠⁠。下記のURLからチケット購入可能ですので,興味のある方はぜひ参加ください。

3番目は@shigeshibu44による「WebエンジニアとWebディレクターを兼任してわかった3つのこと」です。

写真6 shigeshibu44さん

写真6 shigeshibu44さん

「あるある」的な話で心が多少痛くなる発表でしたが,次回どうなったかの進捗に期待したいと思います。

ラストは,加藤尊さんの「コンピュータ将棋について~機械学習を用いた局面学習への道~」です。

写真7 加藤尊さん

写真7 加藤尊さん

この発表を会社(広告代理店)でしたところ「ポカーン」とされたそうです。まぁ,そうですよね。内容としてはコンピュータ将棋ってどうやって考えているのかの入り口がわかって非常に興味深かったです。全文検索でよく使われるn-gramがここで出てくるのは,面白いアプローチだなと思いました。

まとめ

4回目の読書会も質疑応答も活発で,ビアバッシュでも面白いライトニングトークがあり楽しい時間でした。

最終回となる次回読書会は9月17日(木)に開催します。内容は「第6章 環境構築の自動化」Ansibleについて取り上げます。本を読んで試して疑問がある方,もっとここが知りたい!! という所がある方など,ぜひ参加してください。参加申し込みは下記のURLからできます。

ちなみに,最終回は著者6名全員が集合する予定です。サインをまとめてゲットするチャンスです!! では,次回もよろしくお願いします。

著者プロフィール

鈴木たかのり(すずきたかのり)

一般社団法人PyCon JP,副代表理事,株式会社ビープラウド所属。

部内のサイトを作るためにZope/Ploneと出会い,その後必要にかられてPythonを使い始める。PyCon JPでは2011年1月のPyCon mini JPからスタッフとして活動し,2014年-2016年のPyCon JP座長。他の主な活動は,Pythonボルダリング部(#kabepy)部長,Python mini Hack-a-thon(#pyhack)主催など。

共著書に『Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書(2018 翔泳社刊)』『Pythonプロフェッショナルプログラミング 第3版(2018 秀和システム刊)』『Pythonエンジニア ファーストブック(2017 技術評論社刊)』『いちばんやさしいPythonの教本(2017 インプレス刊)』などがある。

最近の楽しみはPython Boot Campの講師で訪れた土地で,現地のクラフトビールを飲むこと。2019年は世界各国のPyConでの発表に挑戦している。趣味は吹奏楽とボルダリングとレゴとペンシルパズル。

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